カジュアル・アミーガ         本ブログの動画、写真及び文章の無断転載と使用を禁じます。

ある日カッパ姉ちゃんとカメラおじさんの家に一匹の子犬がやってきた。
日々のうつろいの発見と冒険を胸に生きていこう!

三軒茶屋のお寺に神木

2007年05月18日 | 写真コラム
世田谷の太子堂に円泉寺があります。
ここの門の近くの塀に大きな木がかろうじて
残っています。
やはり狭い道なのですれ違う車から守るため
ここでは石柱をめぐらしています。
それもその筈。
木の洞のなかには、お地蔵さんがはいっているんです。
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愛するココロー9-

2007年05月18日 | 投稿連載
          愛するココロ:作者 大隈 充         
              9
 眞鍋由香は、エノケンの音声テープを繰り返し再生して、
デジタル変換機に入力してから一つ一つの項目をテキスト
ファイルにする作業に集中した。研究室ではトオルの抜けた分
善明がたまに夜手伝うことがあったが、殆ど加藤教授とふたり
でデスクに座りっぱなしで作業した。
「エノケンの読み上げている自伝風の記録文は、そのまま音声ファイル
でいいから、ロボットのハードディスクには文字変換ソフトが
同時に入っているけん、一旦入れてしまえば高速タームターボで
意味論領域に自動で振り分けられる。」
「先生考案のキーワード振り分けターボですね。正解率は先月の
バージョンより上がって92%に検証メーターでなっています。
でも後の8%の誤データはどうなるんですか。」
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洞(ウロ)覚え

2007年05月17日 | めんちゃん日記
いつも通る住宅街の散歩コースに
壁から大きな木が生えているよ。
車が一台やっと通れる道は、両側にお家がびっしり。
毎日すれ違う車や人にこすられ木も大変だけど
この木さんを残してやったお家の人はえらいね。

この木にはいつのころか洞(ウロ)があるんだ。
ぼくは、ときどきこの洞に入って休むことがあるよ。
木の穴の中から懐かしい匂いがする。
木さんが昔の話を聞かせてくれることもあるんだ。
ここがまだ畑と雑木林だった頃、うさぎやきつねが
木さんの周りによく遊びにきたんだって。
東京のド田舎だった。
戦争が終わると満州から引き上げてきた人たちの村が出来て
それが東京オリンピックになるとその人たちを
立ち退きさせて、今の駒沢オリンピック公園をつくった。
そして近くの畑も田んぼもみんなすき間なくお家が
建てられたんだ・・・て。
木さんは、遠い記憶を思い出しながら
空に広げた枝葉を見上げたよ。
風がぴゅー、ぴゅーって葉っぱを叩いていった。
カメラおじさんがぼくのリードを引っ張って言ったよ。
「この木も切られたら、ここに何があったか、
 うろ覚えですぐに忘れてしまうね。
 さあ、行こう。めんちゃん。ここに森があった
 ことを感じて、しまっておこう。」
ぼくは、このウロでおしっこするのをやめたよ。

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貴志駅助役、行方不明!

2007年05月16日 | めんちゃん日記
朝、ベランダに鳩のぽっぽ通信が届いたよ。
和歌山の貴志川線終点の貴志駅の助役ちびが
今月11日午前7時30分に助役仲間のミーコと
朝食をとってあと、行方がわからなくなっている
と同駅売店の小山利子さん(48)から訴えがあり
近隣住民で必死の捜索が行われている。
ぼくは、ラジオでその駅のことは知っていたよ。
「貴志駅の駅長って有名な猫のたまさんだよね」
「そうじゃ、一月にたまが駅長。助役にミーコと
 とら猫のちびが就任したんじゃ」
「ゴールデンウィークの観光客でストレスがたまったのかな?」
「駅員のエサを狙う駅周辺のノラ猫とトラブルになっていた
 ともいうから、森へ追いかけていった可能性もある」
そうか・・・どなたかとら猫のちび助役を見つけたら一報ください。
行く先:和歌山電鉄貴志駅前
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思い出知らずー新しい季節ー

2007年05月15日 | 写真コラム
浦安あたりの運河。
朝。
釣り船が帰ってくる頃。
元気のいい高校生が自転車通学。
新学期ー。
空は青くどこまでも見渡せ、世界は風の数だけ広がり
毎日がクラスと机と黒板と、彼とともだちと、
教科書の新しいベージのインクの匂いと
マメのできたシューズの足と土埃りのグランドと
希望と絶望と、そして駆け巡る時間によって
あっという間に埋め尽くされていく。
そのとき、君は、思い出知らず。
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5月にある人が言った!

2007年05月14日 | めんちゃん日記
5月。
ぼくは、5月が好きだ。
ぼくたち、ワン子の散歩はにんげんよりずっと
地面に近いんだ。
アスファルトだらけだと気づかないかもしれないけど
この季節は地面からいのちの熱気みたいなものが
わき出しているんだよ。
花が咲くのも、鳥が子供を生むのも
そんな地面のずっと下の方から湧き出てくるもののせいなんだ。
ぼくは、5月が好きだ。わくわくするもん。
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青いバラ、が咲いた

2007年05月13日 | 写真コラム
世の中で絶対に出来ないことの1つに
「青いバラ」というものがあった。
スターリング・シルバー、ブルー・ムーン、シャルル・ドゴール
そしていままで品種改良で最も青いとされたのは、河本バラ園の
ブルー・ヘブンだったそうです。
ところがサントリーが遺伝子組み替えでつくった
「青いバラ」が完成してしまった。
この写真よりもっと青。
クレオパトラもジョセフィーヌもびっくりしてる。
でも不可能の領域は、どこかに残しておいた方が
生活や人生に彩りと香りを与えてくれるような気がします。
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森の野球

2007年05月12日 | めんちゃん日記
大きな公園には、森がいくつもあるよ。
ぼくは、この森で走り回るのが好きだ。
にんげんの子供もここで野球をよくやってるよ。
三人でやる草野球を三角野球っていうんだって。
ここだと森野球だから立っている木が守備を
してくれるよ。
打った球がどこかの木に当たって跳ね返る。

それにぼくも一緒に守備に参加して飛んで来た球を
追いかけてみようと走ったら、
思い切り鼻にゴムボールをぶつけたよ。
ああ~~、痛いっ!
イチローのようにはいかなかったよ。
めん、くらっちゃった。
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愛するココロー8-

2007年05月11日 | 投稿連載
       愛するココロ :作者 大隈 充   
               8
 春一番のせいでお堀端に咲きかけた桜の蕾が一斉に
風に踊りながら顔を隠してしまった。
取調室の窓ガラスに一匹のツチグモがさっきからへばり付いて、
唸り声をあげる外の春風に聞き耳をたてているようにじっと動かない。
厚い防弾ガラスに映る自分の八本の脚の姿が信じられず、どうして
こんな姿になってしまったのか考えあぐねているようであった。
 目の前にいる吉田智光もこのどこから迷い込んできたかわからない
ツチグモと同じだと村上実男は、調書を書きながら思った。
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猫といっしょにお昼寝

2007年05月11日 | 写真コラム
風が吹いて
気持ち良さそうです。
まったく起きません。
後ろの黒猫もびっくりしてます。
やっぱり肉体労働はつかれる。
昼からもう一仕事して
帰りに一杯やったら
又ぐっすり寝るのさ。
ぐっすり寝てすっきり働く。
こんな理想的なことはありません。
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タマちゃんの想い出、昨日の思い出

2007年05月10日 | めんちゃん日記
長~い連休が終わって、
働く日々がはじまった。
一日のお散歩の時間も短くなったよ。
今日緑道を30分歩くとき、先週のゆったりした田園調布&多摩川散歩を
想い出したんだ。
 
カメラおじさんが東横線の鉄橋の見える川を指して教えてくれた。
あそこに昔「タマちゃん」が来たんだよ。
ゆっくり楽しそうに泳いで可愛かった。
ふーん。そうなんだ。
その頃すぐ近くに住んでいて朝サンダルはいて写真を撮りに行ったって。
ぼくも「タマちゃん」に会いたかったなあ。
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ツシマヤマネコ、新たに一匹出て来た。

2007年05月09日 | 写真コラム
絶滅危惧種・ツシマヤマネコを23年ぶり撮影される。
5月8日対馬下島で自動カメラで撮影。生存が確認される。
対馬は大きく上島と下島に別れているが下島は絶滅したと云われていた。
現在対馬全体でツシマヤマネコが80から100匹いたといわれていて
絶滅のデッドライン上にある。
環境省の最も高い絶滅危惧種に指定されている。
1970年で300匹いたものが植林や交通事故で減少。
山の広葉樹を針葉樹にしたことでエサが少なくなり
人里へ降りてくる。去年だけで8匹が交通事故に遭い
7匹が死んだ。又飼い猫と交わりネコエイズにかかるものも出て来た。
福岡市の獣医が無料で飼い猫のエイズ検査をしているが
ヤマネコにとってよくよい環境。
ニホンオオカミだって外国から来た狂犬病の流行で一気に数を減らした。
ああ、こうしてトキ同様いなくなると永遠にこの宇宙から消えてしまう。
下島で昨日見つかった「シモッチ」(まだ名前がない)くん、
いま何がほしい? たっぷりのエサ? 新しい家族?
それとも次々に死んでいった君の仲間の、よかった頃の笑顔?
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なんで、カッパ

2007年05月08日 | めんちゃん日記
カッパ姉ちゃんが新しいおもちゃくれたよ。
さっそく引きずり回して
パクパクくわえて、走って逃げて・・・みたけど、
調子が変?

熊やリス、ワンちゃんなんかと違うんだもの。
カッパはどうも気が引ける。
カッパ姉ちゃんは、噛めないよ。
でもなんでカッパ姉ちゃんなんだろ。
ぽっぽ通信のハト爺さんに云わせると
カパーロケット、カッパドキア遺跡、DCかっぱ・・いろいろあるけど
お酒のコマーシャルに出てくるカッパに似てるからじゃないかだって。
うーん、わからん、わん!
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芸術だ! 落書きだ!

2007年05月07日 | 街角探検
桜新町のサザエさん通りに入ってすぐの酒屋さん脇の落書き。
誰が描いたか、ずいぶん前からある。
単なる落書きではなさそう。
タッチがゲイジュツしてる。
もしかしたら店主が配達の若い店員にやる気を出させるため
に近くの多摩川美術大学の学生に描かせたかもしれない。

ゲイジュツは爆発だ!
と云っていた岡本太郎展は世田谷美術館で今やっていますが
ああいう少し恥ずかしくなるようなハジけたおじさんが少なくなっています。
昔は町や親戚にひとりやふたり変わったおじさんがいたものです。
なんとなくその人一人がいるだけで社会の風通しが
よくなっていたような気がします。
又ガンコおやじ的なある意味嫌われ者も少なくなって
なんだかみんなコジンマリして、体裁だけよくつまらない。
変わり種が各分野に数いるということは、それだけ活力があるということ。
北杜夫、左卜全、由利徹、小林亜星、ハマコー、長島茂雄・・・
今だと辛うじて太田光とみうらじゅんぐらいが候補・・・かな。
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赤ちゃん帰り

2007年05月06日 | めんちゃん日記
ぼくは、大型犬がきらいだ。
やさしい奴もいるけど、大きさで負けちゃうんだ。
この間なんとかぼくは、カッパ姉ちゃんがケーキ屋さんに
入っている間おじさんと我慢したよ。
あいつは、いい奴だ、ぼくと友だちになりたいだけなんだ、
って自分に言い聞かせて立派に吠えなかったよ。
でも
こんどそのカメラおじさんがカメラ屋さんに入って
ひとりで道に結ばれていると
どうしても我慢できないんだよ。
わんわんわんわんわんわん・・・吠えちゃった。
さみしくて、ひとりになるのが。
デカわんちゃんはガマンできてもひとりぽっちはダメ。
自分でもわからないけどひと肌が恋しい。
部屋の中でもカッパさんたちについて回ってしまうんだ。
ましてや外で独りにされると・・・・
前はこんなことなかったんだけど・・・ほんの子犬の頃以外は。
カッパ姉ちゃんは、ぼくの目をみつめて
赤ちゃん帰り、かあ。
ってため息ついたよ。
別に弟ができたわけでもないのにね。。。
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