アルミ鍛造の4potキャリパー、随分前に完成していたのですが・・・
新規商品企画とお客様からのご要望等に対応するのが優先の為
自身のクルマに装着する機会が中々見つけられなくて装着がのびのびになってます^^
先日、純正形状足回り試作品換装の際に4potキャリパー装着の予定だったのですが
FIAT500Sのフロントローター、ソリッドディスクなのと 1.4L及びYpsilonの
ベンチレーテッドディスクと比べてみると直径が約8mm+α小さいので
ご存知のようにブレーキ性能に最も影響するのがローターサイズですので・・・
本当は F3用の薄肉ベンチレーテッド2ピースローター流用を以前から目論んでいたのですが
諸般の事情(ロットとコストですね)にて一旦断念。
そこで、若干今回は妥協しまして純正形状ワンピース カービングスリットベンチレーテッドディスクを試作。
早速装着と行きたい所なんですが、来週もスケジュールが立て込んでいるので
純正形状足回り試作2号と同時装着の予定です。
繰り返しの能書きですが・・
数千トン鍛造プレスのベースキャリパーから徹底的な肉抜き加工と、
ホイールとのクリアランスマージン確保が本来の目的ですが
私的には、よりシャープでソリッドな質感確保の為にキャリパー側面の面取りを
大胆に行ってます。
既存アフター&メーカーオプション品とは異なる単体としての完成度も
密かな自己満足かもしれません^^;
ABARTHにしてもTwinairにしてもある程度チューニングされて
加速性能を飛躍的に向上させるとブレーキ関係のグレードアップは必須と思います。
ノーマルアバルトで高速全開領域からのフルブレーキング、
私は怖いです!!
Rana Pupila(FROG EYE?!) 4potキャリパー
ビ・スポーク、受注生産です。
Mobile: 080-6689-9950
追伸: 早速、ブレーキネタに関しまして幾つかお問合せが来ましたので
いま少~しブレーキ関係の座学です^^
ある程度距離を稼ぐと欧州車の場合国産車との一般的な比較ですがローターの摩耗は
意外と早く(4~5万キロ当たりで使い方にもよりますが・・)交換時期を
迎えると思います。
MT-DRACOスポーツブレーキパッドの場合は純正ローターとの
マッチングを第一に考えてますので
アフターパーツの純正同等品ローターとの相性は未確認です。
特に鼠鋳鉄と異なる表面硬度の高いローターはあまりお勧め出来ません。
又、サーキット走行等ハードな走行を行う場合 ブレーキパッドが新品の場合は
十分なベッティングとローター温度を上げてから本格的なブレーキングを行い、
走行終了後は十分にクーリングラップを取る事が重要です。
要するに、急激な温度上昇&下降はローターの歪みの原因となりジャダーが
起きたりしますので・・
それからホイールハブ取り付け面の精度は非常に重要でホイール装着の為のスペーサーですとか
センターハブリング等 私自身のクルマには基本的に使いません・・・
ケーターハム等前後でボア径が異なるにも関わらず前後同じホイールを
装着するのも私的にはNGなんですね・・・