penso che ・・・

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あったりめぇ~よ!

2009-09-05 01:22:34 | Weblog
バイエルン×ヴォルフスブルグ戦の後半を観戦した。
前半と後半で、これほどハッキリと対比ができるゲームというのも珍しい。
何が良くて、何がダメなのか?を説明するにはもってこいのゲームで「素材」としては
格別である。
面白く、詰まる試合だ!

ゲームの結果はご存知の通り、3-0 でバイエルンの勝利!
今シーズンの初勝利に加え、移籍して間もないロッベンの2ゴールの大活躍という
この上ない形での勝利だった。

解説諸氏、ダイジェストで伝えるスポーツ番組は、こぞって、ロッベン、リベリの
活躍と単純に伝えるだけだろう。もう少し、切り込んだ解説をしてほしいところだが
恐らくこれ以上の解説は思いつかないのだろう(笑)

物足りない解説への補足ではないが、私なりにこの試合の感想を述べてみる。

前半戦の感想でも述べたことのおさらいである。
バイエルンは、「仕掛け」を行なうワケでもなく単調にボールを回すだけで、低い位置に陣取るヴォルフスブルグのディフェンス陣を崩せずにいた。
気になるところとして、利き脚と同じサイドに選手を起用するやり方(こだわり)に
ついても指摘したと思う。

後半の立ち上がりからロッベンの登場である。
アルティントップとの交代で移籍後初のピッチへ。ポジションはあるティントップと同じ
右サイドのMFの位置だ(笑)

「仕掛け」のないバイエルンの攻撃陣に安閑としていたワケではないだろうが、
ヴォルフスブルグのディフェンス陣が、ロッベンの得意のドリブルに翻弄される。
立ち上がりに、前半とのギャップ。ヴォルフスブルグがバタつき始めた。

試合展開が、ロッベンの特徴を生かす状況せる状況になっていたことも言えるだろう。

右サイドに位置するロッベンが中央へ切り込みフィニッシュに持ち込もうとすれば、
自ずと、敵陣左サイドにいるディフェンスは中央を警戒し、ポジションを中に絞ってくる。
そうすると、攻撃側の右サイドにスペースが生まれる。

パスこそ通さなかったが、そのスペースを見逃すことなくラームがオーバーラップを
仕掛けた。前半もオーバーラップはなかったワケではないが、「効果」という面では
段違いの差である。

流れが向いてきたところで、ファン・ハールは、選手交代を試みる。
GNと私が酷評したプラニッチに代え、ブラーフハイトを起用。そして、オリッチに
代えて、リベリーを起用した。

ロッベンとリベリー。
抜群の存在感に加え、他の選手とレベルが違うテクニック。
ゲームを引っ張り、目立つ存在だったが、この試合での彼らが褒められるべきことは
彼らのプレーは常に「仕掛け」ていたことだ。

テクニックのことだけを持ち上げがちになってしまうが、仕掛けることで
バイエルンは勝利を手繰り寄せることができたのだと思う。

ロッベン、リベリーの影に隠れて、若いのに「渋い」動きを披露したのが
トマス・ミュラーだ。
彼ら2人にディフェンスが集中して空いたスペースを虎視眈々と狙っていた。
このようなリズムで今後もバイエルンの攻撃が展開されるならば、ミュラーにも
チャンスはほどなく回ってくるであろう。

トマス・ミュラーは、私の気を引くプレーを披露してくれたが、残念なのが
シュバインシュ虎男くんだ。途中、ゲームからいなくなっていた時間がかなりあった
ように思うのは私だけか?(笑)

さて、今後のバイエルンだが、この「流れ」を本物にするためには
布陣をいじらないこと!
この試合での一番のヒットは、レンジングに代えて、ベテランのブットを起用したこと
それにつきるかもしれない。

以前、バイエルンの強さは「キーパー」と述べたことがあったが
オリー(カーン)との比較では歯が立たないものの、レンジングとの比較であれば
ブットの方が、経験も上で、安定感を生み出してくれる。
暫くは、ブットを起用すべきだと思う。

ファン・ハールはあまり好みの監督ではないのだが、彼の采配で褒めたい点がある。
トマス・ミュラー、バドシュトゥーバー(バドシュトゥベルと前回はブログに残したが、ラテンの国ではないので、この読み方が正しいだろう)を起用したことだ。

あれだけのメンツが居るにもかかわらずの起用。
信頼をよせている証かもしれない。
「先見の明」を感じる選手起用に映った。
彼らは、きっと、バイエルンを!そしてドイツを背負って立つ選手になるだろう
そんな予感のする若者だ!

ロッベン、リベリーに注目が集まるのは致し方ないが、私の注目は、この2人だな。

ロッベン、リベリーが押さえ込まれた場合にどう対処できるかが、今後の覇権争いや
CLでの上位進出の鍵だろう。
この試合で、足りなかった「仕掛ける」意識。
これが芽生え、選手に浸透すれば、バイエルンは走り出すかもしれない!

やはり待っているだけでは、ダメだということが、今更ではあるが
証明した試合であった。


雅104


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