「ユーベ×ウディネーゼ」戦についての感想です。
ユーベの出来は良くなかったとはいえ、もう少しなんとかならなかった
のか?という印象はあります。
逆に言えば、ウディネーゼは素晴らしかったとも言えます。
デルピエロの直撃シュート(ポスト×2、バー×1)が1つでも
入っていれば試合の結果、ゲームの流れは変わっていたかもしれません。
「運」に見放されたという表現も適しているかも?!
でもね~ぇ!
ウディネーゼのシステムは既述のように「3-4-3」ですが
ディフェンスの際には、中盤の4人の両サイドがディフェンス3人の
横に並び、さながら「3-2-5」となる陣形を度々見せました。
中盤の2のプレーヤーが縦に並ぶようなところも面白いと思いました。
5人並んだディフェンスが、魚を追いつめるように網を閉じていく
ような・・・
パスカットした際に、3トップが生きるような「決まり事」なのでしょう。
ディナターレも、トップに張り付いているわけではないので、彼もまた
「持ち味」が生きるのだなあ~と・・・
両チームのシステムの違いで「勝敗」に差が出たとは思っていませんし
そう語るつもりはありません。
システムだけでどうのこうの語るなら
「4-4-2」のチームに対しては「3-4-3」のフォーメーションで
あれば、勝てると暗に言っているようなものですから・・・
(大袈裟に言えばですけど・・・)
フォーメーションは、あくまでもおおよその「配置決め」と
捉えた方が良いでしょう(これは私の考えです)配置決めのなかに
もチーム内の「決まり事」があり、その決まり事をいかに忠実に実行
できるかに因ると思います。
試合の流れの中で、選手の判断で必要と思ったのならその「決まり事」
を修正すればよいだけです。
もちろん、監督からも指示がでるでしょうが、判断し、プレーに移行
させるのは選手なのです。
監督ができることといえば、ベンチからの指示と選手の起用だけなのですから
ゲームの主体者は、あくまでも選手。
この試合に限っていえば、個々の実力に差があるモノの
個々の力を出し切ったのは、ウディネーゼのプレーヤーの方でなかったかと
判断という面では、もしかしたら監督からの指示かもしれませんが
ユーベの2トップのこの試合における守備への貢献度です。
守備への貢献度が、あまりないのなら、その選手に人を掛ける
ことはないでしょう。そこに掛ける動きを他の動きへ配分できたから?
判断における「流動性」も優れていたように映りました。
雅104