月光院璋子の映画日記

気ままな映画備忘録日記です。

「The Day The Earth Stood Still」

2008年11月22日 | ◆タ行&ダ行

娘の学校で話題になったらしい。「地球から人間がいなくなったら、汚染された地球が元に戻るという宇宙人のメッセージを、今度、キァヌ・リーブスが出る映画でやるんだって。それでね、ホントかどうか趣味レーションしたら、地球から一気に人間がいなくなったと仮定すると、5年で地球は昔の地球に戻るという結果になったんだって。面白そうな映画だから、見ようね」と語るその映画、何かと思えば、あの『地球の静止する日』というSFの名作のリメイク版です。
1951年制作のロバート・ワイズ監督のSF!

それがキァヌ・リーブス主演映画でリメイクされる・・・・・
これって、どうなんでしょう。

あの白黒SF映画からおよそ半世紀・・・・・その間、多くのSF映画が作られて観て来た私たち。『E・T』のようなファンタジー、時のスター主演で続々と制作された宇宙パニックもの、ブルース・ウィリス主演の『アルマゲドン』、トム・クルーズも頑張って『宇宙戦争』(駄作に終わってしまったけれど・・・)、SFコメディだって『マーズアタック』があり、スペースモノになったら、それこそキリが無いくらいあります。

CGてんこ盛りの『チェーン リアクション』以来、『マトリックス』三部作、そして、『ディアボロス』から『コンスタンティン』まで、スペースモノと宗教的なテーマの作品に挑戦し続けているように思えるキァヌ・リーブスですが、この作品にも同様に思いを抱いたのでしょうか。

昔の方を観直してみましたが、断然面白い。
これだけ完成されている映画のリメイク・・・・の意図は、環境汚染や温暖化といった地球レベルの差し迫った課題に対して何かメッセージを映画でやろうと思ったのかもしれませんが、ド派手な破壊シーンなどいくら見せられても見慣れてしまっている感がする観客に、さて、どういう映画を提供しようとしているのか。ちょっと想像がつきません。
キァヌ・リーブス自身、もう新鮮味がない俳優の一人である以上、そんな彼がいまさら宇宙人に扮しても・・・・いや、宇宙人が地球人の姿に扮するとしても、何だか驚きにかけるような気がします。

次回、その前作の『地球の静止する日』を拙ブログでご紹介してみたいと思います。

 


 


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