基左衛門の独り言

坂東の風上毛の空と風景をブログで皆様へ、八十爺

十二月八日と十二月六日

2013-12-08 15:30:56 | 日記・エッセイ・コラム

 昭和十六年(1941年)十二月八日今から七十二年前の今日、我が国は米英蘭に対し宣戦布告した日である、少年Hのあの妹尾河童さんと同い年の十一歳にあと一ヶ月足らずで成ろうとする五年生であった。

 その頃はその状況が当たり前なのだと思っていたが、敗戦になり子供なりに考えることができるようになれば状況は悲惨であった、あの河童さんのように思い切ったことをするほどの元気はなかったし、どちらかといえば初等教育により完全に洗脳された軍国少年になっていたので、幸いというか三年後に受けた海軍飛行予科練習生には当時胸囲が足らずに落ちていたし、「頑張りましょう勝までは」という標語のなんと空虚でご粗末だったこと、空き腹を抱え頑張って飛行機部品を工場で作った自分たち子供が考えれば哀れなものであった。

 七十二年後の十二月六日あの秘密保護法案が拙速に国民への説明も名ばかりの公聴会で済ませて可決とはなんと嘆かわしいことか、国民の半数以上が拙速と言っている中での暴挙ある。

 前回衆院選と参院選に於いてこのような選択をした国民よ、本質を掴みその時点でのムードで流されないよう国民はというか選挙民というかは謙虚に反省しょうではないか。

003 昨年から面倒を見たシンビジュウム

                          最初の一輪ちょうど十二月八日に咲く


最新の画像もっと見る

コメントを投稿