核兵器廃絶の意見書（案）否決に関する申し入れについて

　去る６月議会最終日におきまして、政府に対する「核兵器廃絶のための国際交渉開始へのイニシアチブを発揮するよう求める意見書」（案）を採決した結果可否同数となり、議長に裁決権が与えられ、私がこれに賛成しなかったことにより否決となったことに対し、本日、原水爆禁止前橋協議会より申し入れがありました。

　私の“一議員”としての考えはあります。しかし、この度の苦渋の選択においては、本意見書（案）に対する市民の代表である議員の判断が可否同数であるという事実を重く受け止め、議長として“公平・公正・中立”な議会運営に徹するため、「前橋市議会議員提要」の「会議運営の諸原則」にある「現状維持の原則」、すなわち「表決の結果、可否同数となった場合、議長に裁決権が与えられる。議長がこの裁決権を行使するにあたっては消極的（否決）に扱うのが通例であるが、法的にはいずれに決するも自由であり特別の制限はない。」に従い、熟慮に熟慮を重ねた結果、賛成しなかったことにより、否決となりました。

　市民の皆様には、是非、ご理解を頂ければ幸いです。