前橋の状況深刻

　今月１日、今年１月１日現在の全国路線価が発表されました。

　本市の最高路線価は、前年比で9.8%下落。全国の県庁所在地では最下位（昨年は45位）との報道に、大変ショックを受けました。誠に残念ながら、今の前橋の状況をこの数字がすべて物語っていると言わざるを得ません。

　しかし、これからは、地方分権の進展に伴って、自分たちのまちを自分たちでつくる時代です。本市を生かすも殺すも私たち次第ということになります。そして、全国的な人口減少に伴い、本市の人口も自然減となると予想されておりますが、私は取り組み如何によっては、本市に移り住む人を増やすことにもつながると考えております。それと連動する形で、路線価についても改善されることと思います。

　本市は、利根川や広瀬川、けやき並木に象徴されるように、緑豊かな大変住環境に恵まれた地域であると思います。潜在的には大変すばらしいものがあると思いますが、まだまだ本市の魅力を生かしきれていないように感じます。本市の付加価値を高める政策推進を期待したいと思います。