世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

初めての悲嘆

2016-04-12 07:21:32 | 霧の風景


チャールズ・スペンスレイ、20世紀イギリス、アカデミズム。

少年が死んだ小鳥をつかんで見つめている。傍らには空っぽの籠がある。餌をやり忘れたか、とにかく世話を怠ったのだろう。自分の責任でやらねばならないことをしなかっただけで、味わわなければならない喪失の悲しみは大きい。失ったものは戻らない。だが人間は学ぶことができる。悲しみを一つの石にして、もう二度と繰り返さないと心に誓うことだ。





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