子曰く、学びて時にこれを習う、また説ばしからずや。朋あり遠方より来たる、また楽しからずや。人知らずして慍みず、また君子ならずや、(論語・学而)
先生はおっしゃった。勉強をしてそれが自分の身についてくる、これはうれしいことだ。友達が遠くから訪ねてきてくれる、これもまたうれしい。自分のことなど誰も知らなくとも、わたしはわたしを生きている、こういうわたしであるわたしは、なかなかの立派な人物だ。
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自分として、幸せが欲しいと願えば、これくらいでいいなという言葉ですね。わたしは、勉強することが好きです。こういう自分が好きだ。友達もいる。遠くにいて、めったには会えないけれども、彼だけは自分をわかってくれるという人がいる。それだけで、生きていく力が出る。一生懸命やっても、誰にも認められない。ああ、でもいいか、みなが幸せなら。こういう馬鹿な自分をかかえつつ、真面目に生きていくことを楽しんでいる。こういうわたしは、けっこういいやつだ。それが大事。自分が好き。それが一番大事。
50まで生きてきて、最大の収穫は、自分が大好きだと言うことです。だってわたしは、どんな苦労があっても、この自分だけは、裏切らなかった。後悔はない。大事なのはこれ。本当の幸せはここにある。
うそをついて、自分を得させても、自分が好きになれなかったら、幸せじゃない。わたしは、貧乏な田舎の主婦ですが、とても幸せです。
まあ、今も、結構苦労のある日々を送っていますが、基本わたしは、幸せです。幸せは、本当に、これで十分だ。
自分が好き。
さあ、人生後半に差し掛かったみなさん、いろんな人生を送ってきたでしょう。自分のこと、好きですか? どんなことをしてきました? どんなことがありました? 後悔はありますか? あのときあんなことをしなければよかったなんて、考えていますか? まあ、人の数だけ、人生はあるでしょうね。
わたしは、幸せです。みなさんは、どうですか。