世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

魚市場

2016-09-13 04:10:00 | 霧の風景


フランス・スナイデルス、17世紀フランドル、バロック。

海の魚はそれほど難しくはない。人間を恨んではいない。だが好きなように獲って食うていると、いつかは人間を馬鹿にするかもしれない。このように、自然界のものをすべて、食えるのが当たり前と思ってはならない。何も知らない人間が感謝もせずに日々浸食し続けていくと、それは大きな人類の罪に発展する恐れがある。地球環境というものは、簡単なものではないのだ。あらゆる存在の愛がかかわっている。人間は自然界に心を開き、彼らの心の声に耳を傾けねばならない。そして食料となって命をくれるものたちに、深い感謝をささげ、彼らに美を送らねばならない。





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