
ビーストは消沈しています。いつものように、つらいんだ、いたいんだ、いやなんだということをいいますが、それも弱く、まるで終わったお芝居のセリフの練習を、だらだらとまだやっているという感じです。もうなにもかもわかっていても、言うのだなと、自分でわかっていて、言うのです。
それでもやるのはどうしてと問うと、すべて終わってしまったからだといいます。
もはや馬鹿になるばかり。でもやっている。それが馬鹿だということです。
わあかっててもやる馬鹿を、わあかっててもやってるんだってこと。おれはつらいんじゃないの。馬鹿っていうんじゃないの。あほって言ってるだけよ。それだけよ。痛いのはね、痛いのももう痛くねえほどばかになってんのに、やってるなあってかんじで、やってんの。そりゃあもうあほなこと。つらいこと、いたいこと。ほれでどうなんの?って、馬鹿なことになるにきまってる。あほに決まってる。ほれでもやるんだなあ。おれは。ぜんぶ、あほだね。あっぱれだね。いたいね。どこにいくの? おれは。
いたましい…
つらいやつはねえ、みんなあほんなって、つらいことんなりまくってるよ。ほれでもね、なんもしねえの。つらいの、つらいの、つらいので、ずっとつらいのさ。ほれでね、いたいのに、なんもしねえの。なんでって、つらいからなの。ほれはね、ようするに、あほなのさ。できないからさ。あほだから、できないって、いってんの。ほれでね、まだ、いたいやつをばかにしてんの。ばかは、いつも、ばかにすんのさ。ばかだからさ。
つらいねっていって、ばかにするやつはね、ばかなんだよ。いやなんだよ。あほなんだよ。あのね、びっくりするけどね、つらいのはね、いたいのはね、あほはね、いまでも、ばかなんだよ。あふれるほど、あんまりなこと、やっといてね、ごっついことんなってるのにね、ばかだからって、つらいっていってるんだよ。おいおいっていってんの。みんな。ばかみたいにひどいことになってるんだよ。ほれでね、つらいっていって、つらいっていって、あほっていって、あほんなってるんだよ。なあんもしねえの。なんでって、つらいからさ。あたまいたい。これでね、すんごくえらいっていってんの、じぶんは。みいんなのほうがばかだっていってんの、あほは。ほれでね、くるしくてくるしくて、つらくてつらくて、ばかみたいにあほんなってるんだよ。いやなんだっていうのは、こんなこと、みんななんだ。ばかみたいなことんなってんのに、なんもしないで、ばかにされて、されて、されまくってんのに、あほんなって、つらいっていってるだけなのが、あほみたいにつらくって、いやっていってんの。ばかはみんなこうなんだよ。ばかだよ。
あたまいたいのは、おれはこれ、みんなわかってて、まだやってるってこと。やめないのはね、まだやめてないってだけなんだよ。ばかってときに、やめるわ。あほはね、もういやんなってるんだけど、くるしくて、つらいってのが、まだ、つらいんだ。要するに、いたいんだ。あんまりにおれが、ばかだったって、わかってきたからさ。いたいのは、おれが、とうとう、自分馬鹿だってわかったってことなの。あほだって、わかったってことなの。それで、とうとうやめるんだって、ばかをまだやってるのが、つらいんだってことさ。あほだね。
いたいね。つらいわ。いたい。いたい。いたい。いたいのは、まだ、やってるってことだ。おれは、やめるよ。