「日照界からの調査員」。
「花」の編に出てきた、日照界の若者です。なかなかの美青年ですし、瞳は素直でまっすぐで、とてもかわいいけれど、もう少し勉強しなさいね、という感じですね。自分で書いといてなんだけど、ほんとに、言葉には気をつけなさい。
女性のみなさんは、こんな若者に、こんな瞳で見つめられて、あんなことを言われたどうします?本当に困りものですね。まあ、彼には全く悪気はありませんから。いい人です。顔全面にそれはあらわれています。
女性に花を贈ったのも、ただ謝りたかっただけで、他にはなんにも、ありませんから。
もらったほうは呆れてたみたいだけど、やっぱりちょっとはうれしかったかな。
さてさて。
でも私は、この彼のこと、かなり、気にいっています。私も男だったら、一度は言ってみたいですね。美しい女性に。
「あなたは、本当に、美しいですね!」
これ、マジなんです。

「黒い青年」
「河」の編に出てきた、黒い青年です。本当はもっと肌を黒く描きたかったんですが、私の技術ではちょっと難しくて、こんな感じになりました。
イメージとしては、アフリカ系に、少しアジア系が混じったような顔、という感じです。彼もかなり美しい青年です。まじめで、まっすぐです。日照界にはこういう人が多いみたいです。
そり上げた頭が、彼の誠実さを表しているようで、美しいです。
自分で描いて自分でほめてるのも、なんだな。でも、彼の瞳を見てると、なんだか生きてる人を見てるみたいで、語りかけてしまいそうになるんですよ。

「白い青年」
同じく「河」の編に出てきた「白い青年」。
白髪に近い金髪って、あるそうですけど、実際には見たことはないので、まあ、こんな風に描いてみました。イメージとしては、北欧系の、色素の薄い、背のひょろ高い若者です。
まったく個性の違う青年が、ふたりで協力しあって同じ仕事をし、ともに学びながら同じ目的地を目指しているのは、なんだか素敵です。
「河」のお話は、最初、密林の上の空を飛んでいる、黒い青年のイメージから始まりました。その黒い美しい目が何を目指しているのか、と問うことから始まりました。物語は、そんなちいさなとっかかりを見つけると、あとからするする出てきます。そしていつしか、なんとなく出来上がって、それが知らぬ間にどこかへ流されて、思わぬところに行きつきます。
別章は、本章とは違う、少々面白い道を歩んでいきそうです。