あかねいろのほほをした
きみのしろいゆびに
くちづけをしたいとおもうとき
わたしはそのかなわぬおもいを
しろいくらげのぼーるにして
むねのなかでぼーるなげをしてあそんでいました
しろいきみのてや
みみのうしろがわからみるときの
うすべにのはじらいなんかをみるときには
かならずそうしていました
そうすればわたしが
いかにもかわいらしかったから
それでも
たまらずなみだなんかがでそうになるときには
こころのなかでのどをくだくほど
はげしくいかって
そらにむかってみえないくらげを
おもいきりひきさいたりもした
のろうことを
わたしはわたしにゆるさないから
それはわたしのぷらいどだから
でも
きみひとりこのよにいるかぎり
わたしがこのくるしみからのがれらることは
そうかんたんではないだろうことを
わたしはみとめる
すきだということは
どうしてこんなに くるしいのですか
かみさま