ことのはのあわだちを
かわもにうがち
みえないたまごをうえる
どこからどこまでが
しんじつなのか
わからないときは
はるかそらふくかぜの
くもをとくもじのもようにしずみ
なにもわからないままに
めばえる
はてさて
じぶんがなんだったのか
そこでなんとなくわかるという寸法だが
かつてこれまた
自分の予想があたったためしがない
はるかかなたのもじをみつつ
ちいさなわたしのたまごが
なんのたまごであったかをしることは
それをいましることは
おろかであるにはちがいない
はるか天空を見下ろす
小さなかわもにうかぶおれの
あわのようなたまごは
目に見えぬ魚のディーエヌエーのように
くるくるとまわりながら
おともなくまろやかに
うつくしい交尾をくりかえしている
かわもにうがち
みえないたまごをうえる
どこからどこまでが
しんじつなのか
わからないときは
はるかそらふくかぜの
くもをとくもじのもようにしずみ
なにもわからないままに
めばえる
はてさて
じぶんがなんだったのか
そこでなんとなくわかるという寸法だが
かつてこれまた
自分の予想があたったためしがない
はるかかなたのもじをみつつ
ちいさなわたしのたまごが
なんのたまごであったかをしることは
それをいましることは
おろかであるにはちがいない
はるか天空を見下ろす
小さなかわもにうかぶおれの
あわのようなたまごは
目に見えぬ魚のディーエヌエーのように
くるくるとまわりながら
おともなくまろやかに
うつくしい交尾をくりかえしている