日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2018(23)

2018-07-23 09:31:49 | 野球
地方大会30日目の試合数は若干減って42大会141試合でした。前日に比べて40試合以上も減ったのは、終盤になればなるほど一大会当たりの試合数が少なくなるのに加えて、最終盤を前に休養日を置くところも増えてくるからです。公式サイトで中継された45試合も、32試合が準々決勝以上で10試合が決勝という内容でした。

・関東
古豪上尾が決勝に進みました。下馬評は2連覇中で去年の全国覇者でもある花咲徳栄の優勢ですが、5試合を危なげなく勝ち上がってきた内容は遜色ありません。健闘を祈ります。
霞ヶ浦も初戦から危なげなく勝ち上がり4強入りを果たしました。次戦は去年の決勝で敗れた土浦日大との雪辱戦です。

・北信越
決勝を待たずに東信勢の覇権奪回が決まった時点で、自分の中での長野大会は事実上終わりました。とはいえ最後だけなかったことにするのもきりがよろしくありません。毒を食らわば皿までも、最終回の攻防だけ眺めて締めくくろうとしたところ、最後に流れた佐久長聖の校歌が秀逸でした。まっ北に浅間火の山、西南に八つの群山なる歌い出しは、佐久で花見をした三年前の情景をありありと思い出させるものでした。草野心平作と知り、さもありなんと納得した次第です。全試合中継を謳う大会は他にもある中、CMによる中断もなく、開会式から閉会式まで完全中継されたのは長野だけはないでしょうか。今年も長らく楽しませてもらったことに感謝します。

・東海
静岡が8強を目前に散りました。三年前の決勝を戦い、初の甲子園を阻まれた飛龍が雪辱した形です。秋季東海大会を制して明治神宮大会と選抜に出場し、春季も東海大会4強で優勝候補筆頭という状況は去年と同様で、県内では無敵に近い圧倒的な強さを誇るにもかかわらず、選手権では足をすくわれるのが近年の特徴です。夏を勝ち抜くのがいかに難しいかが窺われます。
中京大中京は至学館を相手に序盤で大量失点し、終盤の猛追も及ばず敗退。岐阜も8強で散りました。中盤までは互角の戦いを繰り広げるも、追加点を奪えず終戦という結末です。西尾東は手堅く勝って4強に進んでいます。

・近畿
初代覇者京都二中改め鳥羽が8強に進出。次戦は三年前の決勝で戦った立命館宇治と相見えます。海草中改め向陽も投手戦を制して4強に進みました。大阪学院大、大体大浪商、市尼崎は勝ち進むも関西学院は敗退。神戸高専も敗れ、出場校中3校しかない公立高専の夏が終わりました。

・中国
鳥取西は一昨年敗れた米子松蔭に雪辱して2年ぶりの4強に進出。次戦も三年前の決勝で敗れた鳥取城北との雪辱戦となります。

・四国
高松は中盤まで互角以上に戦うも、終盤に突き放されて84年ぶりの代表を逃しました。小松はまたも勝って8強に進み、次戦は松山商と相見えます。

★宮城大会3回戦
 仙台育英8-3仙台一
 古川26-1仙台向山
★茨城大会準々決勝
 取手一1-6霞ヶ浦
★北埼玉大会準決勝
 花咲徳栄11-0滑川総合
 上尾7-3昌平
★西千葉大会準々決勝
 西武台千葉1-9習志野
 四街道0-2東京学館浦安
★長野大会決勝
 上田西3-4佐久長聖
★福井大会準々決勝
 敦賀8-5福井商
 福井高専2-12x坂井
 若狭5-4啓新
★静岡大会4回戦
 飛龍8-6静岡
★東愛知大会準々決勝
 豊橋中央3-7西尾東
★西愛知大会準々決勝
 中京大中京7-9至学館
★岐阜大会準々決勝
 岐阜5-7市岐阜商
★三重大会準々決勝
 皇学館0-8松阪商
★京都大会4回戦
 南丹1-8x鳥羽
★北大阪大会3回戦
 大阪学院大5-0港
★南大阪大会3回戦
 大体大浪商20-1東住吉総合
★東兵庫大会4回戦
 長田12-5神戸高専
 市尼崎3-1神港学園
 兵庫工8-6関西学院
★奈良大会3回戦
 天理10-0畝傍
 平城2-12x一条
★和歌山大会準々決勝
 和歌山東1-2向陽
★鳥取大会準々決勝
 鳥取西13-5米子松蔭
★香川大会決勝
 高松4-9丸亀城西
★愛媛大会3回戦
 小松10-3新居浜商
 今治北大三島5-12宇和島南
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