帰京後も辟易するような蒸し暑さが続く一方、北海道と沖縄では雨天中止が続出しており、列島がまだ梅雨時であることを実感させられます。今日も中止が出たことにより、支部予選の終結は明日以降に持ち越しとなりました。終戦がなくなったところで月末までの三日間を振り返ります。
・第6日(6/28)
雨のため順延されていた小樽地区が開幕し、道内10地区が出揃いました。休養日の十勝、北見を除く8地区で22試合の開催でした。
衰退著しい名寄地区の影に隠れて目立たなかったものの、小樽も昨季は9チームにまで減少し、俄然怪しくなってきました。その影響で今年から代表枠が減らされる一方、チーム数が逆に増えるところも名寄と同じで、たった一つの代表枠を10チームが争う最激戦区に一変。北照が長年牛耳る同地区だけに、他校にとってはかなり厳しい戦いとなります。
・第7日(6/29)
関東の梅雨明けが発表される中、釧路と室蘭がまたも全試合中止となり、道内6地区で17試合の開催にとどまりました。太平洋側の天候がとりわけよろしくないようです。内地の暑さとは別世界の冷たい雨が思い浮かび、北海道への憧憬が募る一日でした。
最大の話題といえば、このblogで依怙贔屓してきた遠軽が、網走南ヶ丘と接戦の末、初戦で散るという波乱です。甲子園に何度となく王手をかけた一時ほどの勢いこそないものの、例年本大会進出は堅い地区屈指の強豪であり、支部予選で敗退したのは三年前の秋季が最後、選手権では10年ぶりの不覚となります。
・第8日(6/30)
二度目の週末を迎えて北海道の支部予選が最終盤に入り、十勝、函館両支部で代表決定戦が繰り広げられました。西愛知が開幕する一方、沖縄で2試合が中止となり、4大会36試合の開催でした。
函館中部は敗れるも知内は本選に進出。もう一つの代表枠は二年ぶりの返り咲きとなるラ・サールが占めました。四年前、創部53年目で初の本大会進出を果たし、話題となった同校ですが、今やすっかり常連です。敗れたとはいえ、霧多布が単独出場を維持したのも特筆されます。
衰退著しい北海道とは対照的に、沖縄では新規参戦となるウェルネス沖縄が初の公式戦に臨みました。その名の通り東東京の日本ウェルネス、長野のウェルネス筑北の系列校で、通信制なのも同様です。優勝候補筆頭の未来沖縄、北海道のクラーク国際にしてもそうですが、通信制高校が野球部を強化する動きが各地で活発化してきました。商業高校が衰退し、文武別道の私立校が全盛を極める中、通信制高校が新たな勢力として台頭してくるのかもしれません。とはいえ初年度の壁は厚く、1点差の9回表に3点取って逆転するも、その裏に3点取り返されて終戦という結末でした。小樽未来創造も新顔ですが、こちらは小樽工の後身です。
★北北海道大会
・名寄地区2回戦(6/28)
稚内1-11x天塩
・釧根地区1回戦(6/28)
釧路工11-0釧商釧東阿寒
弟子屈0-10x武修館
・釧根地区2回戦(6/28)
別海5-3中標津(延長10回)
・空知地区1回戦(6/29)
栗山1-9岩見沢農
・旭川地区2回戦(6/29)
旭川東2-3富良野
・北見地区2回戦(6/29)
遠軽0-1網走南ヶ丘
・名寄地区3回戦(6/30)
名寄3-5天塩
稚内大谷1-2x士別翔雲
・釧根地区2回戦(6/30)
標茶10-2白糠
霧多布0-7x釧路江南
・空知地区2回戦(6/30)
滝川工2-9x岩見沢東
・十勝地区代表決定戦(6/30)
帯広緑陽0-5帯広柏葉
・北見地区2回戦(6/30)
網走桂陽5-6x北見北斗(延長11回)
★南北海道大会
・小樽地区1回戦(6/28)
蘭越5-6x寿都(延長10回)
倶知安4-7岩内
・函館地区2回戦(6/28)
知内6-2函館稜北
檜山北0-10x市函館
・室蘭地区2回戦(6/28)
浦河4-2室蘭工
静内0-7x大谷室蘭
・札幌地区2回戦(6/28)
札幌英藍0-9北海
・小樽地区1回戦(6/29)
小樽潮陵7-4小樽水産(延長11回)
・函館地区2回戦
函館商3-4ラ・サール
江刺1-8函館大柏稜
・小樽地区2回戦(6/30)
寿都6-10小樽桜陽
岩内12-0小樽未来創造
・函館地区代表決定戦(6/30)
函館中部0-6函館大有斗
知内3-2市函館
函館大柏稜1-2ラ・サール
・室蘭地区2回戦(6/30)
北海道栄3-2苫小牧中央
・札幌地区2回戦(6/30)
石狩翔陽3-9札幌南
★沖縄大会2回戦(6/30)
ウェルネス沖縄5-6x石川
向陽3-6豊見城
南風原1-7宜野湾
・第6日(6/28)
雨のため順延されていた小樽地区が開幕し、道内10地区が出揃いました。休養日の十勝、北見を除く8地区で22試合の開催でした。
衰退著しい名寄地区の影に隠れて目立たなかったものの、小樽も昨季は9チームにまで減少し、俄然怪しくなってきました。その影響で今年から代表枠が減らされる一方、チーム数が逆に増えるところも名寄と同じで、たった一つの代表枠を10チームが争う最激戦区に一変。北照が長年牛耳る同地区だけに、他校にとってはかなり厳しい戦いとなります。
・第7日(6/29)
関東の梅雨明けが発表される中、釧路と室蘭がまたも全試合中止となり、道内6地区で17試合の開催にとどまりました。太平洋側の天候がとりわけよろしくないようです。内地の暑さとは別世界の冷たい雨が思い浮かび、北海道への憧憬が募る一日でした。
最大の話題といえば、このblogで依怙贔屓してきた遠軽が、網走南ヶ丘と接戦の末、初戦で散るという波乱です。甲子園に何度となく王手をかけた一時ほどの勢いこそないものの、例年本大会進出は堅い地区屈指の強豪であり、支部予選で敗退したのは三年前の秋季が最後、選手権では10年ぶりの不覚となります。
・第8日(6/30)
二度目の週末を迎えて北海道の支部予選が最終盤に入り、十勝、函館両支部で代表決定戦が繰り広げられました。西愛知が開幕する一方、沖縄で2試合が中止となり、4大会36試合の開催でした。
函館中部は敗れるも知内は本選に進出。もう一つの代表枠は二年ぶりの返り咲きとなるラ・サールが占めました。四年前、創部53年目で初の本大会進出を果たし、話題となった同校ですが、今やすっかり常連です。敗れたとはいえ、霧多布が単独出場を維持したのも特筆されます。
衰退著しい北海道とは対照的に、沖縄では新規参戦となるウェルネス沖縄が初の公式戦に臨みました。その名の通り東東京の日本ウェルネス、長野のウェルネス筑北の系列校で、通信制なのも同様です。優勝候補筆頭の未来沖縄、北海道のクラーク国際にしてもそうですが、通信制高校が野球部を強化する動きが各地で活発化してきました。商業高校が衰退し、文武別道の私立校が全盛を極める中、通信制高校が新たな勢力として台頭してくるのかもしれません。とはいえ初年度の壁は厚く、1点差の9回表に3点取って逆転するも、その裏に3点取り返されて終戦という結末でした。小樽未来創造も新顔ですが、こちらは小樽工の後身です。
★北北海道大会
・名寄地区2回戦(6/28)
稚内1-11x天塩
・釧根地区1回戦(6/28)
釧路工11-0釧商釧東阿寒
弟子屈0-10x武修館
・釧根地区2回戦(6/28)
別海5-3中標津(延長10回)
・空知地区1回戦(6/29)
栗山1-9岩見沢農
・旭川地区2回戦(6/29)
旭川東2-3富良野
・北見地区2回戦(6/29)
遠軽0-1網走南ヶ丘
・名寄地区3回戦(6/30)
名寄3-5天塩
稚内大谷1-2x士別翔雲
・釧根地区2回戦(6/30)
標茶10-2白糠
霧多布0-7x釧路江南
・空知地区2回戦(6/30)
滝川工2-9x岩見沢東
・十勝地区代表決定戦(6/30)
帯広緑陽0-5帯広柏葉
・北見地区2回戦(6/30)
網走桂陽5-6x北見北斗(延長11回)
★南北海道大会
・小樽地区1回戦(6/28)
蘭越5-6x寿都(延長10回)
倶知安4-7岩内
・函館地区2回戦(6/28)
知内6-2函館稜北
檜山北0-10x市函館
・室蘭地区2回戦(6/28)
浦河4-2室蘭工
静内0-7x大谷室蘭
・札幌地区2回戦(6/28)
札幌英藍0-9北海
・小樽地区1回戦(6/29)
小樽潮陵7-4小樽水産(延長11回)
・函館地区2回戦
函館商3-4ラ・サール
江刺1-8函館大柏稜
・小樽地区2回戦(6/30)
寿都6-10小樽桜陽
岩内12-0小樽未来創造
・函館地区代表決定戦(6/30)
函館中部0-6函館大有斗
知内3-2市函館
函館大柏稜1-2ラ・サール
・室蘭地区2回戦(6/30)
北海道栄3-2苫小牧中央
・札幌地区2回戦(6/30)
石狩翔陽3-9札幌南
★沖縄大会2回戦(6/30)
ウェルネス沖縄5-6x石川
向陽3-6豊見城
南風原1-7宜野湾