日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2018(18)

2018-07-18 09:01:44 | 野球
豪雨の影響で順延された広島が25日目にして開幕するも、連休を過ぎると急に淋しくなるのは例年通りです。休養日に入った大会も多く、試合数は半減して33大会172試合の開催でした。

・東北
青森、秋田の全試合と岩手の一部が雨で中止。会津は敗れて8強入りを逃しました。

・関東
二松学舎大付が先制を許しながらも中盤の集中打で初戦を突破、大島は3戦目にも勝ちました。あと一つ勝って16強入りすれば、両校の対戦も見えてきます。初代代表早稲田実は散りました。八王子が昨年の準決勝の雪辱を果たしたことになります。

・近畿
甲陽学院が遅い初戦を飾りました。今なお健在の関西学院とは対照的に、序盤でひっそり姿を消す同校ながら、第100回の節目ということもあり、4年ぶりの勝利と話題になっています。皆勤記録を保持する山代は敗退。8回裏に勝ち越すも逃げ切れず、10回に3点取られて終戦という結末でした。

・中国
同じく皆勤記録を保持する大社は圧勝で初戦を飾るも、初代代表広島一中改め国泰寺は惜敗しました。とはいえ、初代代表10校は初戦を終えて8勝2敗、さすがと感服させられる戦績です。
広陵と広島商はいずれも圧勝で初戦を突破しました。去年準決勝で相見え両校が初日から登場するということは、今年はシードを逃したということでもあります。藩校の流れを汲む伝統校、萩、山口は揃って敗れ、大島商船高専も散りました。

・四国
優勝候補がまたも不覚。松山聖陵が新田に屈しました。しかし、九州国際大付ほどの驚きがないのは、選抜出場の実績こそあるものの突出した大本命ではなかったのに加え、相手が無名校ではなかったという理由によります。たとえていうなら、白鵬が平幕に負けるか、鶴竜が三役に負けるかの違いのようなものです。とはいえ、目下開催中の七月場所と同様、横綱が脱落したには違いありません。相撲と同様愛媛も混戦模様です。
選抜無敗の観音寺中央改め観音寺総合は、観音寺一と共に勝って8強に進みました。両校とも勝ち進めば決勝で相見えることになります。

・九州
大本命が早々と姿を消し混戦模様の北福岡で、小倉が4強入りを果たしました。次戦は選手権出場2度の飯塚、残る2校は春夏通じて出場なしの無名校です。少なくとも歴史と実績では小倉が群を抜いています。久留米商なき後、昭和20年代を席巻した古豪の復活なるかが俄に注目の的となってきました。
同じく古豪の津久見は2勝目を挙げ16強に進みました。徳之島と沖永良部が揃って敗れ、大島が離島勢最後の砦となります。

★北北海道大会1回戦
 白樺学園2-7旭川大
 釧路江南2-6北見北斗
★南北海道大会1回戦
 知内1-2北照
★福島大会4回戦
 会津2-5平工
★西千葉大会3回戦
 松戸六実2-5習志野
 船橋古和釜0-23松戸国際
 市松戸8-9x東京学館浦安
★東東京大会3回戦
 王子総合5-8二松学舎大付
 駿台学園7-8大島
★西東京大会4回戦
 早稲田実6-7八王子
★三重大会2回戦
 津東1-8x松阪商
 桑名西5-2高田
 津9-3飯南
★京都大会3回戦
 塔南6-3山代(延長10回)
★北大阪大会2回戦
 藍野0-14関大北陽
★東兵庫大会2回戦
 伊丹北1-6甲陽学院
★西兵庫大会3回戦
 高砂0-7x明石商
 多可1-11社
★島根大会2回戦
 江津工0-14大社
★広島大会1回戦
 呉高専3-4尾道東
 国泰寺5-6府中東
 千代田0-21広陵
 広島商13-0庄原格致
★山口大会2回戦
 萩2-8宇部
 華陵10-6周防大島
 下関西9-4山口
 大島商船高専1-11岩国商
★香川大会3回戦
 観音寺一11-2坂出工
 香川高専高松4-7琴平
 観音寺総合8-5丸亀
★愛媛大会2回戦
 松山聖陵3-5新田
★北福岡大会準々決勝
 鞍手竜徳0-7x小倉
★佐賀大会3回戦
 龍谷4-0早稲田佐賀
★大分大会2回戦
 津久見10-6杵築
 大分高専2-3宇佐
★鹿児島大会3回戦
 薩南工3-0徳之島
 川内15-2沖永良部
 鶴丸2-9鹿屋農
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