日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2018(20)

2018-07-20 09:04:40 | 野球
連日の酷暑に疲弊する今日この頃ではありますが、一筋の光明を見出しました。西向きの窓から夕日が射しているのに気付いたのです。これは秋の日射ししに近付きつつあるということでもあります。日の入りが最も遅い月初に比べ、日の長さはわずか数分とはいえ早まりました。来月に入れば一日につき一分ずつ繰り上がり、一月後には30分近くも早まることになります。秋遠からじと言い聞かせつつ、ひたすら耐えるしかなさそうですorz
代表が決まり出す五度目の週末を前に、休養日を設けた大会も多く、27日目は33大会147試合の開催でした。本日も北から順に振り返ります。

・東北
福岡が優勝候補筆頭の花巻東に逆転負けを喫しました。序盤に3点先制するも中盤以降沈黙し、8回に一挙4点奪われ逃げ切られるという顛末です。ある意味強豪らしい戦いぶりではあります。米沢興譲館も酒田南に大敗。序盤から追ってきた古豪と伝統校が私立の餌食となる場面が増え、終盤を実感する今日この頃です。

・関東
二松学舎大付は再び勝って16強に進出。東東京と鹿児島で勝ち残っていた大島が揃って敗れ、あとは橋が架かった島のチームが残るだけとなりました。先月下旬の開幕から追い続けてきた離島勢の戦いは、これにて事実上の終幕です。

・北信越
松商学園が8強で散りました。無名の岡谷南を相手に先制を許すも小刻みに追い上げ、中盤からは温存していた主戦を注ぎ込み、終盤で逆転して逃げ切るつもりかと思いきや、逆に駄目を押されて終戦という顛末です。

・近畿
浪商は危なげなく勝ち上がるも甲陽学院と箕島は敗退。平成初期のヤクルト黄金期を支えた主力の母校、市尼崎と川西明峰は明暗を分けました。

・中国
各地で終盤戦に入る一方、異彩を放つのが豪雨の影響により遅れて開幕した広島です。昨年4強入りした大竹はその後も好調を維持し、シードされて臨んだ今大会も初戦を完勝で突破しました。
文政年間創設の伝統校にして、戦前の強豪呉港は大勝するも、さらに古い亨保年間創立の修道は敗退。広島商は接戦を制して早くも2勝目を挙げました。前年選抜出場のシード校呉を相手に、序盤に失った1点を追う9回表に追い付き、11回に勝ち越して逃げ切るという顛末でした。少ない点を守り切る、古きよき時代の高校野球は今年も健在です。
鳥取西は再び勝って8強に進みました。大正一桁の第1回大会に始まり、大正10年代、昭和一桁から60年代、さらには平成一桁、10年代、20年代の全てで選手権に出場してきた同校が、平成30年代唯一の機会を射止めるかが注目されます。

・四国
徳島商は再び勝って8強に進みました。次戦の相手は前年代表の鳴門渦潮です。戦前から君臨してきた盟主の意地を見せるか、商業高校の衰退ぶりをさらけ出すかが注目のしどころとなります。
観音寺中央改め観音寺総合が散り、選抜無敗8校の夏が終わりました。兄弟校の観音寺一は4強に進み、劇的なサヨナラ勝ちに意気上がる初代代表高松と準決勝を戦います。

・九州
古豪津久見が二年ぶりの8強に進みました。

★南北海道大会準決勝
 北海1-8駒大苫小牧
★岩手大会準々決勝
 花巻東4-3福岡
★宮城大会2回戦
 仙台一9-0宮城工
★山形大会3回戦
 米沢興譲館3-15x酒田南
★千葉大会4回戦
 県船橋0-3習志野
 小金5-15x東京学館浦安
★東東京大会4回戦
 成立学園3-6二松学舎大付
 江戸川3-0大島
★北神奈川大会3回戦
 相模原10-2希望ヶ丘
★長野大会準々決勝
 松本第一1-4松本国際
 岡谷南6-3松商学園
★京都大会4回戦
 龍谷大平安21-0大谷
 乙訓9-2日星
★南大阪大会2回戦
 大体大浪商10-2佐野
★東兵庫大会3回戦
 甲陽学院0-10x神戸国際大付
 須磨友が丘1-8市尼崎
 育英8-2川西明峰
 神港学園8-4滝川
★奈良大会2回戦
 生駒4-8高取国際
 高円6-9磯城野
★和歌山大会3回戦
 智辯和歌山14-2箕島
★鳥取大会2回戦
 鳥取西10-0日野
★広島大会2回戦
 大竹7-0祇園北
 広島商2-1呉
 呉港12-0美原東
 修道2-6上下
★徳島大会2回戦
 鳴門渦潮10-2城北
 徳島商18-5池田辻
★香川大会準々決勝
 観音寺一10-8三本松(延長11回)
 琴平7-8x高松
 丸亀城西12-0観音寺総合
★愛媛大会2回戦
 新居浜工1-11小松
★大分大会3回戦
 情報科学4-3大分豊府
 宇佐1-6津久見
★鹿児島大会4回戦
 大島4-10鹿児島南
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