日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2018(11)

2018-07-11 09:07:56 | 野球
佐賀が新たに開幕し、第18日は22大会153試合の開催でした。本日も北から順に振り返ります。

・東北
史上初の決勝引き分け再試合で球史に残る三沢、美しい校名が印象的な不来方が、いずれも初戦を突破しました。

・関東
三沢と同様、全国大会決勝の名勝負で永く球史に残るのが、桑田、清原らを擁する全盛期のPL学園を討ち果たした取手二です。全国制覇に導いた名将が常総学院に去った後、名もなき県立校の一つとなった同校、去年は16強に入って久々に存在感を示したものの、今季は三年ぶりの初戦敗退となりました。同じ北関東の古豪桐生も大敗。こちらは三年連続の初戦敗退です。都立二商の流れを汲む八王子桑志は、今年も現校名での初勝利ならず。しかし、ことごとく大差の敗戦を喫してきた中、今季は13点取られながらも9点を取り返し、9回まで戦い抜く健闘ぶりでした。

・北信越
前日雨で仕切り直しとなった長野の一戦は投手戦となり、飯田OIDE長姫が土壇場で追い付かれながらも延長戦を制しました。

・近畿
第1回から皆勤を続ける15校の一つである西京が初戦を突破。野茂の母校として知る人ぞ知る成城工改め成城は敗れました。大選手を生んだ無名校も、全くの無名校から、甲子園に一度や二度は出たことのあるところまで様々ですが、成城は前者の部類に属します。秋季と春季は時折勝ち、昨秋にも一勝挙げているものの、夏の勝利になかなか手が届きません。

・九州
藩校の流れを汲む伝統校、小倉と修猷館が揃い踏みを果たすも明暗を分けました。県都一の伝統校には珍しく、春夏通じて甲子園出場経験のない修猷館ですが、例年一つか二つは勝つチームです。選手権の初戦敗退は五年ぶりの屈辱となりました。

★青森大会1回戦
 五所川原農林0-4弘前実
 八戸水産3-8青森明の星
 十和田工6-7x三沢
★岩手大会2回戦
 伊保内3-1一関高専
 水沢工5-1久慈東
 不来方10-3洋野連合
★福島大会2回戦
 保原2-9x磐城
 塙工0-8只見
★茨城大会1回戦
 友部0-7x水戸一
 取手二2-4佐和
★群馬大会1回戦
 高崎商11-0桐生
★西東京大会2回戦
 八王子桑志9-13芦花
★長野大会1回戦
 ウェルネス筑北6-3上伊那農
 高遠3-6中野西
 茅野1-11x田川
 松本蟻ヶ崎8-4上田東
 小諸3-1飯田風越(延長11回)
 岡谷東7-11塩尻志学館
 飯田OIDE長姫5-3豊科(延長10回)
 辰野9-0蘇南
 佐久平総合技術2-12x岡谷南
 下伊那農0-10x長野日大
★京都大会1回戦
 西京7-3莵道
 京都文教2-1嵯峨野
★北大阪大会1回戦
 成城2-6星翔
★北福岡大会1回戦
 中間2-12x小倉
★南福岡大会2回戦
 修猷館1-5沖学園
 柳川20-0中村学園三陽
★熊本大会1回戦
 八代農0-25鎮西
★鹿児島大会1回戦
 志布志2-4鹿児島玉龍
 甲南2-9x鹿児島実
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