日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2018(10)

2018-07-10 09:07:40 | 野球
雨で順延されていた京都、宮崎、鹿児島がようやく開幕、これに香川と宮崎が加わるも、平日の開催がない大会が多く、17日目の試合数は前日から半減して19大会122試合でした。本日からは去年同様朝更新で前日の試合結果を振り返ります。

・東北
まず目に留まるのが、青森の開幕試合に登場した西北5連合なる見慣れないチームです。その正体は鶴田、金木、鰺ヶ沢、木造深浦と浪岡の5校連合でした。木造深浦といえば、かの名高い122点差での敗戦を喫した深浦の後身でもあります。分校扱いとなり現校名に変わったのは12年前、その後も単独出場を続けてきたものの、一昨年は2校、去年は3校による連合チームでの出場でした。伝説の一戦から20年の節目を迎える今年、深浦の名がチーム名から消えてしまったのは惜しまれます。
岩手の古豪福岡は快勝するも、同じく古豪の盛岡一は初戦で不覚。会津は延長戦を制しました。9回表に逆転されるもその裏に追いつき、10回に再び勝ち越されるも追い付いて、11回にサヨナラという結末です。藩校の流れを汲む輝かしい歴史とは裏腹に、高校野球界では全く無名の同校ですが、一昨年は8強、昨年も16強と健闘が続いています。今季どこまで勝ち残れるかに注目です。

・北信越
長野で本格的な戦いが始まりました。選抜無敗記録を保持する8校の一つ、飯田長姫改め飯田OIDE長姫は、中盤まで3点差をつけるも唯一のノーゲームに。プロなら試合成立のところ、七回まで成立しない高校野球の特別規則が仇になり、選手権五年ぶりの勝利はお預けとなりました。

・九州
初代代表10校の先陣を切って、昨季四強入りの久留米商が初戦を突破。藩校の流れを汲む明善、空前絶後の選手権無敗かつ甲子園無敗記録を保持する三池工は散りました。
鹿児島では与論が開幕早々登場するも敗退。雨で二日足止めされ、三度目の正直で初戦に臨んだ同校ですが、選手権10年ぶりの勝利はなりませんでした。

★青森大会1回戦
 西北5連合2-7弘前中央
★岩手大会2回戦
 盛岡南3-10x福岡
 盛岡農2-7一関工
 千厩4-2盛岡一
★福島大会
・1回戦
 福島東7-8x会津(延長11回)
・2回戦
 福島高専4-2小高産業技術
 会津北嶺0-39日大東北
 南会津2-1勿来工
 福島北2-12x学法石川
★茨城大会1回戦
 石下紫峰6-13x茨城
 茨城高専0-9江戸川学園
 日立工0-10x竜ヶ崎一
★栃木大会1回戦
 那須拓陽2-3小山北桜
 矢板東2-4宇都宮北
 鹿沼商工2-3x石橋
 真岡工1-4矢板
 真岡3-5鹿沼
★東東京大会2回戦
 東京成徳大27-0産業技術高専
★新潟大会1回戦
 新潟第一2-3佐渡総合
 長岡高専11-0塩沢商工
★長野大会1回戦
 須坂東6-7松川
 松代5-4地球環境
 松本工10-0長野南
 屋代11-3穂高商
 飯田1-3岩村田
 上田7-0北部・坂城
 篠ノ井5-6x上田染谷丘(延長13回)
 飯田OIDE長姫(中止)豊科
 箕輪進修0-7中野立志舘
 長野商10-1下諏訪向陽
★香川大会1回戦
 尽誠学園1-2藤井
★南福岡大会2回戦
 朝倉14-5明善
 久留米商10-3博多工
 福島6-5久留米高専
 三池工3-6福岡工
★長崎大会1回戦
 猶興館0-7x小浜
★宮崎大会1回戦
 佐土原7-0都城高専
★鹿児島大会1回戦
 錦江湾13-1与論
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