日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2018(30)

2018-07-30 23:00:09 | 野球
最後まで残っていた4大会の決勝が戦われ、本日をもって全56代表が出揃いました。
殿を飾ったのは北大阪の決勝でしたが、予想通りというか何というか、大阪学院大は大阪桐蔭に一蹴されて散りました。前半を終えた時点で10対0という一方的な展開の中、6回表に2点返して反撃開始と思ったのも束の間、その裏に逆襲されて大量13点を奪われるという顛末でした。準決勝の履正社戦で相手が消耗していれば、一泡吹かせる場面もあろうと淡い期待を抱いたものの、一日延びて中二日となったことにより、その余地もほぼなくなってしまったのが誤算といえば誤算でしょうか。いや、史上最強とも噂される現チームと万全の状態で戦えたのは、むしろ幸運だったのかもしれません。歴然とした実力差がある中で2点を返し、終盤を無失点で切り抜けたのは天晴れでした。最終日まで話題を届けてくれたことに感謝します。

先月下旬の開幕から38日、一日も欠かすことなくblogに綴って終戦を迎えました。ただし、第100回の節目を迎えて張り切りすぎな主催者に白けているのは、開幕前に申した通りです。例年は「大会講評」などと称して各地の戦いを振り返るところ、今年はこれで切り上げます。
高校野球の代名詞といえば夏の選手権です。しかし、個人的にはこれが全てだとは思いません。選手権の開催中から人知れず始まり、地区予選、県大会、地域別の大会から明治神宮大会まで、三ヶ月近くにわたって戦われる秋の高校野球も、追いかければ選手権と同じかそれ以上に楽しめるだろうと想像します。しかし、8月下旬から11月上旬という日程では、旅の最盛期に重なって追い切れないのが実情です。その点、梅雨から盛夏にかけての端境期を埋めてくれる選手権の地方大会は、まさしくこの季節ならではの楽しみと再認識させられました。今季も最後まで楽しませてくれた球児達に感謝します。次は甲子園でお会いしましょう…

★北大阪大会決勝
 大阪学院大2-23大阪桐蔭
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