日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

寄る年波 2015盛夏

2015-07-29 22:11:36 | 
高校野球に明け暮れる日々の合間に、相棒の一年点検が終わりました。
高額な出費を要した前回の車検から一転、修繕箇所は飛び石で割れてしまったガラスしかなく、エンジンオイル、ワイパーラバーなど消耗品の交換と車体のコーティングを含めて、10万強の予算でした。近年エンジン回り、オイル回りに水回りと高額な修繕が続出し、今回も相当の出費を覚悟していただけに、実質消耗品の交換のみで済んだのはありがたい誤算です。
事故というあるまじき事態から復帰したとき、14万2千kmだった走行距離は、その後一年走って15万7千kmに達しました。4季使った冬タイヤが寿命を迎え、いずれ相応の出費となることは確定的であり、初度登録から13年を迎える来年以降、自動車税も割増しとなります。今回の点検こそ無難に乗り切ったとはいえ、年式、走行距離からくる維持費の上昇傾向はいかんともしがたく、世間的には潮時を見計らってもよい状況ではあるのでしょう。
しかし、以前も申した通り、都会で自家用車を持つなどという道楽に走ったのは、3年で下取りに出す車より、10年乗れる車を選びたいという考えがあってのことです。その10年に到達する再来年まで、なけなしの金をはたいて乗り続けたいという考えは変わりません。それでは、その10年を花道にして見切りをつけるかというと、今のところそうはならなさそうな気がしています。この調子であと3年乗れば20万kmの大台に到達し、初度登録からも15年の節目となります。その20万kmに達すれば、さらなる目標が見えてくる可能性もあるでしょう。
一昔前の車にそこまで固執するのは、この古さこそ何物にも代えがたいからに他なりません。経済性ばかりを追求した現代の軽薄な鉄道車両を避け、古びた国鉄型に好んで乗るのと相通ずる心情は、車選びにおいても貫かれています。維持費をどうにか負担でき、部品も難なく手に入る状況が続く限りは、後生大事に乗り続けたいというのが切なる希望です。
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