30年も前の話だろうか。
NHK福岡放送局が制作した「海路残照」というドキュメンタリーをたまたま見た。森崎和江の「海路残照」(1981年、朝日新聞社)の映像化である。
数百年を生きた八百比丘尼の伝説を各地に取材したもので、強く心に残った。
八百比丘尼は、「やおびくに」あるいは「はっぴゃくびくに」と読む。人魚(法螺貝)の肉を食べた娘が、どういう因果か、不老不死になる。
娘は結婚するが、夫が死に、やがて子供が死に、さらに孫の孫までが老いてが死ぬ。だが、自分は若い娘の姿のまま。
娘は自分の運命、世のはかなさを嘆き悲しみ、尼となり、旅に出る。行く先々で自分の生い立ちを話し、仏の道を説いたという。
そして、その地に椿を植えた。八百比丘尼の伝説は各地に残っていて、そこには椿の群生地があるという。
八百比丘尼の古い像も各地に残っていて、とても興味深い。京都の古い記録によれば、「我こそは八百比丘尼なり」と、八百比丘尼を自称する女が現れたという。
その八百比丘尼、やがて生国の若狭に帰り、齢800歳にして、空印寺(小浜市)の洞窟で入定したとか。不老不死ではなく、ゆっくりゆっくり年老いたのかな。
作者の森崎和江は、一昨年95歳で亡くなった。このニュースを聞いて、再び図書館で「海路残照」を借りた。
読もうとしたが、老眼のおれはすぐ疲れてしまった。
女房は、本が大好き。図書館からたくさんの本を借りては、いつも読んでいる。新聞なんかも、時間をかけてゆっくり見る。
そんな女房が、ほったらかしの「海路残照」をおれの枕元で読んでくれた。
珍しいことではない。気になる新聞記事があると、ときどき読んでくれるし、遠くに出かける時は、いつも助手席で新聞を読んでくれる。
先月のこと。「あの本を買って」と、女房が言い始めた。昔の本で、もちろん絶版。
せっかくだから、1981年の単行本をネットで探したが、1万円とか3万円だった。それでも、ときどきチェックしていたら、アマゾンで安いのがありました。
本代337円と送料350円で、計687円。で、すぐ購入した。帯はなかったが、とてもきれいな本(上の写真)で満足。めでたし。
昼と夜とでは、建物の雰囲気が違う。写真屋としては、可能な限り、夜景も撮っている。
夜景の撮影は、昼より簡単。天候にあまり左右されないからだ。
ただ、撮影のタイミングが難しい。時間が早ければ夜景にならないし、遅ければ空がつぶれて見苦しい。
夜景の場合、照明の色がとても重要だ。
特に室内。信号機ではないが、青い照明、黄色の照明、赤い照明が入り混じると、とても見苦しい。
下の写真は、今月に撮ったもの。
撮影のタイミングが難しいので、撮影ポイントを変えながら、暗くなるまで撮り続ける。
こういうカットは、コントラストの関係で、夕方にしか撮れない。
もう少し早く撮ればよかった。カット数が多いと、最後はこういう写真になってしまう。
一昨日撮った住宅。夜7時20分の撮影。
クリニックの待合室。家具がないと、なんか寂しい。
こういうカットも、夕方が撮りやすい。
一昨日撮影した長野市内の住宅
昨日撮影した軽井沢の住宅 中古住宅(元は2階建て)を購入し、リフォームしたもの
空を青くして納品するつもり
中山道の碓氷峠にあり、左(西)半分が長野県軽井沢町の熊野皇大神社
右(東)半分が群馬県の碓氷権現熊野神社 賽銭箱も別々だ
深い霧の中、裏手の本宮まで歩いた
今日は撮影がキャンセルになったので、庭仕事をした。
明日は、上田で仕事。明後日は、寺井尚子のコンサート(松本市)に行く予定。
黒澤明の「用心棒」は、1961年の作品
「荒野の用心棒」(A Fistful of Dollars)は、セルジオ・レオーネが1964年にこの「用心棒」をリメイク
これが世界的にヒットし、クリント・イーストウッドの出世作になり、マカロニウエスタンの火付け役となる
「荒野の用心棒」は自分のお金を払って見た最初の映画で、とても思い出深い
こちらは、1990年公開の「Back To The Future 3」
張子の鯉のぼり 真鯉が13cmほどだから、コンパクトでいいね
この張子、ロシアの民芸品にならって、「はりこーシカ」という名前(笑)
先週、娘が男の子を無事出産した。おれから見れば、孫だ。
名前は、律(りつ)。今日、女房と会いに行ったのだが、とてもきれいな顔をしていた。
上の写真は、そのお祝いの五月人形。かわいいね。
置き台は、神代杉の板。ずっと昔から持っていたが、ここでやっと使えた。
家の寝室に飾ってある干支の張子 昔、三重県の桑名で買ったもの
女房 「どこかの温泉に行きたい」
おれ 「温泉って、どこがいいの」
女房 「前行った子安温泉がいい」
ということで、高山村に出かけた。たまには、女房のご機嫌を取らないとね(汗)。
先週、牧場の湯(大室温泉)に行ったが、市内なので車で15分という近場。
子安温泉は、車で40分ほどのところにある。ちょっと遠いね。
昨日今日と、黄砂がすごい。晴れているのに、遠くが霞んでた。
途中、綿内の東洋堂に寄り、どら焼き(女房の好物)を購入。
まず行ったのが、高山村黒部のエドヒガン。そして、すぐ近くのワイナリー。
さらに、すぐ近くの「文の蔵」というそば店。そこから子安温泉までは数分。
子安温泉は、地元の人が通う小さな温泉。ここも、女房のお気に入り。
空いていて、とてもいいお湯でした。
若穂綿内の東洋堂のどら焼き
高山村黒部の満開のエドヒガン かなりの老木だ
すぐ近くの高山ワイナリーに寄り、2021年の白ワインを購入
子安そば「文の蔵」 「これからそばを打ちますので、しばらくお待ちください」とのこと
今日は、いつもより客が多かったのかな
30分ほど待って、打ち立てのそばが出てきた。思ったより早い
高山村の子安温泉(500円) 空いていて、とてもよかった。正月以来かな、ここに来たのは
先週の29日30日31日と、奈良、和歌山、三重に行ってきた。
「吉野の桜を見に行こう」と、毎年息子に言われていた。で、今回の旅行なのだが、肝心の桜は1週間遅れで蕾状態。
結局、吉野山は断念し、石上神宮、和歌山城、高野山、伊賀上野城などを回った。
今朝早く、女房は鈴鹿のFIを見に出かけた。今日明日は、おれは家で留守番だ。
まず行ったのが、天理教本部。この建物、日本最大規模の本格的和風建築なのでは。
小中高、さらに大学などが、とてつもない広さの敷地の中にあった。とにかくびっくり。
天理図書館。年度末の休館で入れず。
石上神宮、崇神天皇陵、箸墓古墳、大神神社などを回り、最後に行ったのが藤原宮跡。
和歌山城。旧国宝だったが、空襲で焼失。こういう城、いくつもあるよね。
紀州東照宮。楼門、唐門、拝殿、本殿が重文。
雑賀崎灯台。霞んでいたが、淡路島、四国が見えた。
和歌山市内でランチ
高野山 奥の院。霊廟、慰霊碑、記念碑などがひしめいて、独特な雰囲気だった。
金剛三昧院多宝塔(国宝)。北条政子が頼朝の菩提を弔うために建立。
高い石垣が有名な伊賀上野城
東海道関宿
トイレに飾った庭のワビスケ
3月は年度末ということで、かなり忙しい。今月は10件(撮影分を含めて)の仕事の予定。まだ増えると思うけど、気が重い。
しがない自営業なんで、昔は仕事の電話があると、予定表にそれを記入しては、女房と喜んだものだ。
サラリーマンの場合、忙しいとそれがストレスになる。しかし、自営業はその逆だ。仕事がないと、どうにもこうにもならない。
ヒマがストレスになる。収入がなければ、生活できないからね。
写真屋として何十年、よくここまでやってきたものだ。女房には、いろいろ苦労をかけてきたけど。
おれも年なんで、そろそろ仕事を減らそうと思う。まずは、面倒な仕事と大変な仕事かな(汗)。
仕事が頭にあると、ほかに手が回らないからね。
たとえば今月だ。確定申告、免許証の更新、庭の手入れ、地区の仕事、等、等。
ほかに、旅行の計画なんかもあるしね。今月末は、奈良の吉野山・和歌山を旅行するつもり。
宿の予約はしたものの、今月は忙しい。「ちゃんと行けるかな」と、今から心配しているところ。
早いもんで、明日から3月。日差しが強くなり、春めいている。
「ウグイスが大きな声で鳴いている」と、女房に呼ばれた。居間に行き庭を見ると、ユズの木にいるウグイスを発見。
我が家の庭で鳴くなんて、すごいねえ。すぐどこかに行っちゃったけどね。
「鳴き始めにしては、上手なホーホケキョだった」と、女房。春だねえ。
PCの話。今使っているPC(Mac mini M1)が壊れたわけではないが、もう1台購入した。
やはりMac miniで、M2, 16GB/SSD512GBというやつ。おれなんかは、これで十分。おつりがくるくらいだ。
データの移行に半日かかってしまった。Mac miniは、これが4台目かな、5台目かな。
一昨日の話。上田で撮影中に三脚が倒れた。レンズはなんともないようだが、カメラ(D850)が故障した。
ファインダーを覗くと、ぼやけて見える。すぐサービスセンターに出したが、がっかり。
こういうの、過去に何度もある。気をつけないとね。
今回は、バヨネットマウントあたりが、いかれたらしい。いろいろ出費だ(泣)。
一昨日の早朝の様子。5cmほどの積雪だったが、午後にはすべて消えてしまった。
「あつた蓬莱軒」も良かったけれど、この「うな富士」もいいね。
せっかくなんで、大盛りを頼んだ。
夜は、「海の日」という居酒屋へ。
キリンビール名古屋工場を見学。
見学参加費500円。毎日行きたい(汗)
先週、息子のいる名古屋に行って来た。何回も誘われたからだ。
栄駅の近くに宿を取り、あちこち出かけた。長野からだと、時間がかかるが、とても行きやすい。
「JR特急しなの」を利用すると、始発と終点だからね。