我が家の玄関。
並んでいるのは、伊万里焼(たぶん)の徳利。左が、微塵唐草。なかなかきれいだ。中のふたつは、笹徳利と牡丹徳利。どれも、ありふれた、よくある絵柄だ。一升徳利で、高さ27〜28cm。
右の白磁は、高さ37cm。容量は、どのくらいだろう。3升近く入るかも。大徳利だね。
これらの徳利、古くて高価なものと思う人もいるかもしれないが、どれも安物。数がとんでもなく多いからね。たとえば、この4点。ヤフオクに出しても、合計1万円で売れるかどうか(笑)。
まあ、値段や価値はどうでもいいや。おれは、この徳利の形が好きでね。それに、酒も好きだし‥(汗)。
右の写真は、通い徳利(一升徳利)。「貧乏徳利」という名前のほうが、通りがいいかも。それにしても、「貧乏徳利」とはいいネーミングだ。いかにもという感じ。普通は酒屋の名前が入っていて、酒屋が無料で配ったり貸し出したりしたもの。これを持って酒屋に行き、酒を買う。ガラスの一升瓶などが普及する前は、量り売りが普通だったんだね。油も醤油も酢も、みんなそう。
この貧乏徳利は、おれが子供の頃に川原から拾って来たもの。北野屋って、地元の酒屋だと思うけど、今もあるのかな。当時、こういうガラクタはあちこちに捨てられていた。今買っても、数百円だろうけど。以前ヤフオクで買った牡丹徳利(下の写真)なんか、ふたつで300円だったからね。まあ、人気のないこと(笑)。
この牡丹徳利、絵の基本的な構図は決まっていて、真ん中が花で左上がつぼみ。伊万里焼でなくても、みんなこんな感じ。素人には、どこの焼き物かわからない。