ステファン・グラッペリとマッコイ・タイナーのデュオ。いいねえ。
このサマータイムはいろんなアーティストが演奏しているけど、これはいい。心に染みる。
アンドレア・モティスは、歌手なのかトランペッターなのか。どっちだろうね。まるでチェット・ベイカーだ。
テナーサックスは、スコット・ハミルトン。ピアノもギターも、みんないいね。王道を行くサマータイムの演奏だ。
昔、この曲には驚いた。高校生のおれは、サマータイムがどういう曲か知らなかった。ジャズのスタンダードと知ったのは、その数年後のこと。
ジャニス・ジョプリン、すごいねえ。彼女は、27歳で死んでいる。麻薬の中毒死らしい。「イギリスの音楽雑誌が選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第17位とか。
ジャズの曲でいちばん好きなのが、このサマータイム。昔から、繰り返し繰り返し聞いている。「自分の葬儀の時は、サマータイムを流してくれ」という評論家がいたけど、いい曲だよね。
貧しい漁師の女房が、子供を抱きながら歌う子守唄。
「夏の間は、暮らしやすい。魚も跳ねるし、綿畑で働ける。父さんは金持ちだし、母さんは美人。だから、安心して眠りなさい」というような歌詞だ。このオペラ、登場人物はすべて黒人。ガーシュインの渾身作だね。
12月は、世間並みに忙しかった。特にこの数日。パソコンに向かい、ひたすら画像処理。そして、プリントなど。請求書を添えて、あちこちに納品した。いやあ疲れた。
でも、忙しいのも今日まで。昼頃、年内の仕事は無事完了。お疲れ様でした。ということで、女房とランチ。蕎麦屋にしようかと迷ったが、市内中御所の寿司店へ。この店、馴染み深い建物にあってね。いつも昔を思い出す(涙)。
でも考えたら、寿司は女房と2日前行ったばかりだった(汗)。まっ、いいか。
気になったのが、店内の壁の品書き。アタリメとスルメが並んでいた。気になるよねえ。で、つい聞いてしまった。あれ、どういうこと?
店主曰く。「アタリメは、あの干した硬いスルメを炙ったもの。スルメは、一夜干しを焼いたもの」とか。こだわっているんだろうけど、なんか意味不明(笑)。やはり、おれと同じように聞く客がいるらしい。「こういうことで、会話が生まれるんだよね」とのこと。冗談好きの店主だから、ウケ狙いなのだろう。
「スルメ」のスルはげんが悪いんで、その反対の意味の言葉を当てて「アタリメ」というんだね。植物のアシ(悪し)をヨシ(良し)と言い換えるのと同じだ。「梨」も無しに通じるんで、「有りの実」なんていうね。
一般的にスルメといえば、乾物だ。ケンサキイカだろうがヤリイカだろうがスルメイカだろうが、平たい乾物は、すべてスルメという。まあ、どうでもいい話だけど。
これも関係ない話だけど、生のイカはスルメイカに限る。甘くて食感がいいからね。ああ、また食べたくなった。
戸隠の旅館改修工事の竣工写真。
昼頃、ちょっと時間が空いたので戸隠神社奥社へ。片道1.4kmの参道。途中の隋神門までは、ミズナラ、ブナ、ダケカンバ、ハンノキなどの林。そこを過ぎると、杉並木が奥社まで続く。シーズンオフなので、人気もなく、とてもひっそり。
参詣の後は、近くの店で天ぷら蕎麦をガツガツ。考えたら、昨日の昼食も蕎麦だった(汗)。
12月も、残り3週間。あと4件の仕事がある。天気が心配だね。