球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

山奥の魂を運ぶチャリオット

2017-01-02 | たぶん難解な話
帰省で都会から離れたら、どこに行くのがいいのかな。
近くの観光地も良いが、山奥で星を見るのもいい。今日は静岡の山奥にいる。



東京では殆どオリオン座しか見えない景観に慣れきっているが、この晴れた夜空は、オリオン座だけでなく、おおぐま座、ぎょしゃ座、カシオペヤ座、牡牛座、やまねこ座などがよく見え、ネットで調べた天球図さながら。
天然のプラネタリウムとか訳のわからんことを言いたくなる。
冬の大三角。カストルと、ポルックス。

<今日は悲しい、あまりにも突然のニュース(オケの先輩の訃報)があった。
 常日頃、何となく、自分は70〜80くらいまでは生きるのだろうなという
 楽天的な自分の寿命予測をも挫くものだった。
 話が入ったのも突然だったが、それ以上に、その出来事そのものが唐突だったのだそう。>

御者の引く馬車は何を何処に運ぼうとしているのか…神話でここは語り継がれていない。
足の不自由な男が戦車として活用したということだけだった。

今はもう使われていないその馬車が、人の魂や心を地上から空に預けてくれるなら、
この星のよく見える空で、頭の中の漠とした空虚感をあずけたいと思った。


明日の夜は東京に戻る。
また、オリオン座しか見えない空に…
コメント
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