球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

glorious monospace font user "Japanese"

2008-09-11 | 日常
昨日フォント選びをしていたら久々にフォント好きの血が騒ぎ出してしまった。



題名の話。
等角フォントを使用し続けてきた日本人は
独自の島国根性ならぬ等角フォント根性を培ってきた。
(頭角を現した、とか書きたい気持ちだが…ちと無理がある)
"縦読み"なんて遊びができるのも等角フォント根性の賜物である。

※多分、縦書き→等角フォントスタイルで
 横書き→プロポーショナルフォントスタイルなのだと僕は思っている。
 当Blogの文字が等角になったらそれはそれで嫌。

そんな物珍しい民族の視点からものが書けるのが嬉しいな、
って気持ちを表現したいだけなんだけど。
思ったほどふくらんでくれなかった。

以下は昨日の話の続き。



PCは買った瞬間から結構色々なフォントがインストールされている。
名称がたくさんあるついでにメーカ毎に名称が異なり、
新規モノも尽きることなく輩出されている以上
この分野においてきちんとした知識を持ち続けるのは
生涯に亘る研究と勉強が必要だろう。
…あくまで、"好き"という表記に留めておくのはそう思うから。



フォント選びをするときの基準のひとつに、
そのフォントの発祥の地を知っておくとよい、という話がある。
Garamondはフランス発祥とか、Futuraはドイツ発祥とか、そういうこと。
以前ドイツに出張があったとき、ホテルの部屋番号がこのFuturaで書かれており
ちょっと感動したのを思い出す。

※そんなわけで、ドイツの作曲家の譜面の表紙を作るときは
 図らずもFuturaが上位候補に挙がってしまうわけだ。


これを調べていくと結構面白く、
欧州の目立つ国に1つくらいは代表的なフォントがあることがわかる。
 蘭→Univers(Helveticaに似たサンセリフ。)
 英→Times new Roman
   (Time用のフォント(笑)。互換フォント名がDutchだが、気にしない)
 瑞(スイス)→Helvetica(おなじみのサンセリフ)

しかし、先程述べたFuturaといいセリフ体のsabonといい、
個人的に格好良いなぁと思うのはドイツ発祥の文字だ。
もっと自由に使いこなせたらもっと楽しいだろうなぁと思う。

まぁ、一番望んでいるのは格好良い日本語フォントだけど。
仮に外国人が似たような記事を書いているとして、
日本を代表する書体が"MS明朝"なんて思われてしまうのは、嫌かな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする