魔法の鏡をみつけたら

なお子改め夏海遙のブログ

「闇の河」オープニングまでの前日譚

2024年02月07日 | 日記





おととしの6月に、「闇の河」の原作小説を読み終わった感想が私のFBから見つかりました。
今回の舞台の前日譚を説明しているので、
こちらにももういちど載せておきます!
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7月の舞台、「闇の河」の原作長編小説を、先日読み終わりました。(2005年にオーストラリアでベストセラーとなった小説です)

長い旅をしていたような気持ちと、サルという女性を演じられる幸せを感じました。
アンドリュー・ボヴェルの戯曲では、主人公のウィルと妻のサルが、30代前半で流刑地オーストラリアで暮らしているところから始まります。

小説では、19世紀ロンドンの下町で、子供時代に幼馴染として出会い、ともに成長し恋に落ちるシーンや、常に空腹で衛生状態も悪い極貧生活ぶりが描かれています。
拾ったパン屑しか口にできないような暮らしの中でも、日々の楽しみを見つけながら、支え合って明るく生きてきた2人。
ウィルはテムズ河の船乗りでしたが、子供を養うためにやむを得ず犯した積荷の盗みが発覚し、絞首刑を宣告されますが、最後まで諦めない妻サルの機転により(ウィルが渡し舟の仕事をしていた時代に知り合ったお客様のお偉いさんに減刑を願う手紙を書き、その人の信用とコネクションで恩赦がもらえたのです)
オーストラリアへの流刑になり命を救われます。 

サルは子連れと身重の身体で9ヶ月もの航海に耐え、シドニーで夫と暮らすことを許されます。

働き者の夫を尊敬し、妻を愛し、お互いの為に生きてシドニーでも幸せな2人でしたが、ウィルが奥地にある楽園のような土地を自分のものにしたいと思い始めたことから、2人の関係に少しづつ変化が訪れます。

そして各地でおこる暴動と惨劇。
語られなかった歴史とは何か。
原住民と開拓者の間を隔てる闇の河。

17人のキャストと、精鋭スタッフにより、本邦初演のこの作品に挑みます!

愛情深く、芯の強いサル・ソーンヒルという女性を演じられる喜びを感じながら、劇世界を構築できるように励みますので、是非観に来てください!

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2022年の7月に上演予定でしたがコロナの流行で本番数日前に中止になってしまったため、今年2024年2/16〜25に両国シアターカイにてようやく上演いたします。

ご予約受付中です! 
この機会を是非お見逃しなく!

















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