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古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

「もぬけの衣」用例

2018年08月05日 | 日本国語大辞典-ま行

 「もぬけの衣(きぬ・ころも)」という用語は、日本国語大辞典では1539年頃の謡曲の用例を古例として挙げていますが、もっとさかのぼる用例が複数あります。

 寄衣恋 雅世
いたつらにうすき契りは空蝉のもぬけの衣きてもかひなし
(巻第三百八十四・永享九年住吉社奉納百首)
『続群書類従・第十四輯下(訂正三版)』続群書類従完成会、1983年、675ページ

06730 [詞書] 隠恋
かひなしや-かけはなれぬる-うつせみの-もぬけのきぬの-かたみはかりは
(草根集~日文研HPより)

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