monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

友船・共船・伴船(ともぶね)

2022年07月16日 | 日本古典文学-人事

みなとかは-ほのかにしらむ-かすみより-こゑのみいつる-あまのともふね
(建仁元年十首和歌~日文研HPより)

春霞飾磨の海をこめつればおぼつかなしや海人の友舟
(堀河院百首和歌~「和歌文学大系15」)

なにはかた-なみもかすみも-ひとつにて-そらにきえゆく-おきのともふね 
(延文百首_経教~日文研HPより)

建保名所百首歌に 前中納言定家 
もしほ火の/明石の沖の/友舟も/行かたゝとる/秋の夕きり 
(新続古今和歌集~国文学研究資料館HPより)

あかつきの-うらのともふね-こきわかれ-きりにやたとる-しかのあまひと 
(三十番歌合_頓阿判~日文研HPより)

さのみやは-まちわたるへき-ともふねの-やすらふほとに-いつるつきかな 
(為忠家後度百首_親隆~日文研HPより)

 渡月 寂能 
淀河のよとまぬ月の渡し守わたるせはやきあまの友舟
(宝治百首~日文研HPより)

 平高業
後れじと人も旅にや出でぬらん
波のよるゆく月の友舟
(菟玖波集~バージニア大学HPより)

みなと川苫(とま)に雪葺(ふ)く友舟はむやひつゝこそ夜(よ)をあかしけれ
(山家集~「西行全歌集」岩波文庫)

 舟中雪
あるる日の湊入りくる友舟はかす限なき雪のとまふき
(草根集~日文研HPより)

ふりまかふ-ゆきをへたてて-いてつれと-くもまにきゆる-あまのともふね
(拾遺愚草~日文研HPより)

平宗宣朝臣すゝめ侍ける住吉社卅首歌に、海路 前大納言為世 
今朝はみな/真帆にそかくる/追風の/吹一かたに/出るとも舟 
(続千載和歌集~~国文学研究資料館HPより)

うなはらやなきたる浪のうへとほみあまたこきゆくおきのとも舟
(三十番歌合_伝後伏見院筆~日文研HPより)

なみこしに-やへのしほちを-みわたせは-あまのともふね-かすそきえゆく 
(広田社歌合~日文研HPより)

あけぬれは-おきのともふね-さをさして-こころこころに-こきかへるなり
(二十番歌合_乾元二年~延慶元年~日文研HPより)

ともふねを-おのかいへちに-よひわひて-くれゆくいその-あまのもしほひ
(院当座歌合_正治二年十月一日~日文研HPより)

次の日のまた朝、蜑共船に乗つれ、遥はるかの沖に出て見れば、(略)
(源平盛衰記・北条上洛尋平孫附髑髏尼御前事~バージニア大学HPより)

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