monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

紅梅

2010年02月08日 | 日本古典文学-和歌-春

梅のはなうすくれなゐに咲きしよりかすみ色づ く春の山かぜ(正治二年初度百首)

くれなゐの梅が枝になく鶯はこゑの色さへことにぞありける(風雅和歌集)

くれなゐににほはざりせば梅の花ふかきこころをよそへましやは(風葉和歌集)

けふもまた人もとはでやくれなゐの濃染(こぞめ)の梅の花のさかりを(続古今和歌集)

くれなゐの涙に染むる梅の花むかしの春を恋ふるなるべし(能因法師集)

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