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モナミの庭から

ビストロの庭の花をメインに紹介。
ハーブ・野菜・花木・山野草・多肉も。
たまに料理と素材の話など

冬知らず

2011-03-18 | ハーブ
 
  カレンジュラ 冬知らず

      キク科 カレンジュラ属  耐寒性一年草

      原産地・・・地中海沿岸  キンセンカの近縁



最初は、観賞用でキンセンカと言う名前だったそうですが、

中国から、花の大きな金盞花が入ると、いつしか道端へ・・・

冬の間に咲いている事から、冬知らずと呼ばれる様になりました。

花言葉は、不安・別れの悲しみ・・・と、良くありません。

千利休が、切腹の時、飾った花として、茶道の禁花になっています。

直径1~2センチの小さな太陽の様な、可愛い花なのに・・・・


私が、思うには、この花は、太陽の子供達

元気良すぎて、暴れてばかりいるので、地上に降ろされました。

雪が降っても、凍っても、平気で、遊んでいました。

でも、お母さん太陽の姿が、雲に隠れて見えなくなると、不安になり、

日が暮れて、すっかり姿が見えなくなると、悲しくなりました。

そして、しょんぼりと花を閉じて、元気なくうなだれてしまいました。

また、お母さん太陽が姿を見せると、パッと顔を上げました。

元気だよ、と、太陽に向かって、花を開きました。


冬知らずは、曇ると花を閉じて、枯れた?と思ってしまいますが、

晴れた日は、暖かな日差しを全身に浴びようと、花が開きます。

枯れた花をそのままにしておくと、コボレ種が芽をだします。

暑い夏の間は、小さな苗で過ごし、秋になると成長を始めます。

水も肥料もあげないで、雑草扱いですが、

ふと見ると、足元で咲いている、可愛いお花です。


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ハーブのお目覚め・・・

2011-03-06 | ハーブ
   3月になって、日中は暖かい日も増えて来ました。

   霜柱が立つ庭ですが、少しずつ、確かに春が来ましたよ。

 常緑のラムズイヤーは、大きな葉が防寒になって枯れますが、

  その枯葉の布団から、ちょっと、様子を見るように顔を上げました。
          
                 

  霜に当たり、地上部分は枯れていたチャイブも、

      枯葉の衣も脱ぐ様に、新芽が出てきました。
   
                 
 
         ブロンズフェンネルの新芽も大きくなってきました。
  
                 

        
イタリアンパセリは常緑ですが、真冬の間はほとんど成長していません。
 
   雪で痛んだ葉の下には、しっかりした新芽が育っています。
      
                  
 
 ロゼット状で寒さに耐えていたボリジの、立ち上がった葉の間には花芽が・・・
     
     
      

        寒さに強いマジョラムは、新芽もしっかり育っています。
     
                 


          スィートバイオレットの花数が増えました。

                 

    四季咲きラベンダーに、花芽が育っています。       

                 

 
        枯葉の下には、産毛のアップルミントの赤ちゃんが・・・

                 

 常緑のオレガノは、しっかりした色の新芽が大きくなりました。

                 


  モナミの庭は、山の上なので、4月になっても霜が降りたりします。

      宿根草は、年々寒さに慣れて、しっかり育って来てくれています。

      落ち葉は自然の防寒着、雑草も霜除け。やがて、肥料に変わります。

 パっと見ると、雑草に見える、コボレ種から育った小さな苗は、

   ラブインナミストと言う素敵な名前があり、素敵な花が咲きます。
              
                

  パープルセージは、踏まれても、汚れても、とにかく丈夫です。
  
                

   雑草の中で育った植物の種は、雑草並みに強くなるそうです。

    コボレたままに育てると、年々強くなって、雑草化して行く様ですが、

雑草と言う名の植物はありません。元は皆、観賞用、食用の花達だったのです。

   10年前は荒地で、花は咲かない、野菜は育たないと言われ、

    雑草も無い、ススキしかない土地でした。

 何も育たないはずは無い。と、何でも種を蒔いて、苗を植えました。

        
        だから、雑草も愛おしいと思っています。

  モナミの庭は、枯葉と雑草ばかりと思う人もいるでしょう・・・

     でもね、ちょっと枯葉をどければ、

        そこには、新しい命が芽生えていたりしています。



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サフランのめしべ摘み

2009-10-31 | ハーブ
        サフラン  アヤメ科  球根植物

      朝露が乾く頃、今朝開いた花の、赤いめしべを摘みます。

  3本に見えますが、根元は一本で、先が3つに分かれています。

          そっと、途中で切れない様に、丁寧に取ります。

             ティッシュペーパーの上に並べます。

     新聞紙の上で、自然乾燥させ、小瓶に乾燥剤を入れて保存します。


     まっ赤なめしべは、黄色の色素で、食品などの着色に使われます。

              黄色色素は、クロチン。芳香はサフラナール。


  サフランライス、ブイヤベースなど、風味に特徴があり、欠かせません。

       熱い湯を注いで、サフランティーで飲む事が出来ます。

          婦人病の鎮静・鎮痛に効果がある、健康茶とされています。


        大きな球根は、土が無くても花が咲きます。

      私の庭では、数年植えたままです。特に世話はしてません。

   花数が減ってきたら、掘り返すと、小さな球根がいっぱいあります。

     緑色の葉が付いてる時なら、堆肥と腐葉土を混ぜた土に植え替えます。

           球根の肥培をして、花が咲く球根を増やしています。


 花は秋遅くに咲きます。冬の寒さから球根を守る為?花後に葉が伸びます。

   ビオラなど、冬から咲く1年草を傍に植えて、堆肥と腐葉土を掛けます。

     葉は、枯れて来ると、見栄えも悪く、邪魔ですが、必要です。

       堆肥をあげる事で、球根を太らせ、来年の花数を増やします。


    葉は、自然に枯れるまま、茶色に干からびたら、土に混ぜ込んでます。


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マートル・エレガンテシアの実

2009-10-28 | ハーブ
      マートル斑入り矮性   フトモモ科 ギンバイカ属 常緑

      原産国・・地中海  英名・・ミルト 和名・・斑入り銀梅花  

    

   小さな細い斑入りの葉は、常緑で、耐寒性も耐暑性もあります。

            斑入りの矮性は、玄関脇で1年中観賞できます。

                   初夏に咲く白い花が、梅に似ています。

    挿し木は、梅雨時に、枝を土に挿しておくと、発根率が良いです。

             

       秋の黒い実は、食用ですが、生で食べるとピリッとします。

     この良い香りと味は、詰め物や肉を焼く時の香辛料に使われています。

  

      私がハーブを知った頃は、マートルと言う名で呼ばれてました。

         別名ミルタスの名で売られてる事もある、香りの良い葉です。

 
   アダムが楽園を追われた時、地上に持ってきた伝説もあります。

      西洋では、女性の純潔を表し、結婚式のリースにされました。

        日本でも、「祝いの木」として、植樹される事がある花木です。

     芳香の常緑で花も実も楽しめ、日本の風土に合い、世話がありません。


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ライムライト

2009-10-23 | ハーブ

       ライムライト      シソ科 サルビア属

       原産国・・メキシコ   耐寒温度・・5度迄


  ライムイエローのガクと、青紫の花のコントラストが好きな花です。

         昔は、メキシカーナと言う名前で、売られていましたが、

       ライムライトと言う名で、人気が出てきたサルビアです。

    小柳ルミコさんの歌う、来る夢、来る人と書いて、ライムライト・・

          好きな歌でした。花は、名前で買う事もありますね。

     日当たり良い所だと花付きが良く、1m以上に育ちます。

       寒さに弱く、霜に当たると枯れてしまいます。

        株元10cm位の、下葉3枚程度を残して、鉢上げします。

                挿し木して、小苗で保存しても良いです。

      

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レモ二ーマリーゴールド

2009-10-13 | ハーブ

レモニー      キク科  耐寒性宿根草
 
マリーゴールドの原種、と言われる寒さに強い多年草です。

レモンの香りと言うのですが、もっと強い臭さです。

チョッと触っただけで、臭いが付き、風に漂います。

花は一重が多く、小さいです。葉も茎も細く柔らかです。




草丈30~50cmと低めで、広がる様に増えます。

センチュウに効果があると言われるので、花壇周り、

背の高い草花や木の根元に植えて、雑草除けを兼ねます。

春と秋に咲きます。春の花は、梅雨前に刈り込んで、

土に埋めて、センチュウ除けにします。

秋の花は、枯れるままに、霜や雪の寒さ除けにします。

かなり寒さに強く、水も肥料も無くても、育ちます。

株分け、挿し木、コボレ種でも増えます。


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秋に咲くセ-ジ・サルビア

2009-10-06 | ハーブ
      10月の涼しさで、元気になったハーブ達。

  一番目立つのは、パイナップルセージのまっ赤な花




        丸いピンクの蕾も可愛い、インボクラータ

                


    細い枝にラベンダー色の小さな花の、ロシアンセージ

    良くラベンダーに間違われます。



               ちなみにラベンダーは、こちら。

                  


生垣のアメジスト・セージも長く咲き続けます。




   銅葉セージの青い花。葉は冬には寒さで赤味が増します。

              

銀葉のシルバーセージは、花が似てるので付いた名前。




            チェリーセージ・イエロー

               

    チェリーセージは、ほとんど周年咲き続けてます。

    春に挿し木しても、秋には花が咲きます。




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金木犀の香りの想い

2009-10-05 | ハーブ
キンモクセイ   モクセイ科 モクセイ属 常緑樹

原産国・・・中国     雄雌異株で日本産は雄株



オレンジ色の小さな花は、驚くほど強く甘い香りです。

秋、北風に乗って漂う香りは、闇夜でも分かります。

一枝頂いて、北側の庭に挿し木すると良いです。

日本の金木犀は、中国から来たのですが、雄樹だけです。

花がたくさん咲きますが、種が出来ないのです。

北側は、花が咲く頃、北風が吹くので、自然に漂います。

常緑なので、寒い風は防いでくれる、良い香りの生垣。

花が咲くと、誰もが気が付いて、振り返る地味な樹です。



花言葉は、あなたの気を引くです。

若い頃の話・・・振り向かせたい人がいたなら、

金木犀の花束を持って、そっと後ろを歩きます。

振り向いたら、一万ボルトの瞳で微笑みましょう。


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ホウキ草

2009-10-02 | ハーブ
ホウキ草   アカザ科 一年草

20数年前、ハーブの一種類として種を蒔きました。

枯れた草茎を束ねて、ホウキを作りました。

空を飛ぶホウキのイメージで、夢にあふれていた頃です。



まだ、育て方が分からず、とりあえず畑に蒔いてみました。

フサフサの明るい葉は、コニファーの様に見え、

秋のまっ赤になった美しさに、近所の人が見に来ました。

コボレ種がいっぱい出たので、欲しいと言う人にあげましたが

私の様に大きくならないとか、枯れたと言われました。

ゴボウの様な直根なので、移植すると弱る事が分かりました。

若い柔らかな葉は、食用になり、

秋に出来るツブブツの実の加工品は、畑のキャビア「とんぶり」

枯れたら根元から切って、完全に乾燥させ、ホウキ作り出来ます。

一度蒔いたら、自家採取が容易で、コボレ種の発芽も良いです。

コボレ種の10cm位迄の小さな苗は、移植しても大丈夫です。

コンテナの寄せ植えに重宝ですが、鉢が小さい、土が少ないと

根詰まりで、育ちが悪く、ヒョロ~としてしまいます。

広い場所で日当たりが良いと、こんもりと丸く形が整います。

草なので、追肥や水やりはしなくても育ちます。

肥料をあげたり、水をあげたり世話すると、

青々と大きくなり、秋になっても、なかなか紅葉しません。


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