「しなくれる」は「植物がしなびる」や「意気消沈している様子」の意。
例文1
「はなが しなくれ ちまった」=「花がしなびてしまった」
「りんごが しなくれ ちまった」=「りんごがしなびてしまった」
「そんな こんで しなくれた かお するない」=「そんな事で意気消沈した顔をしますな」
「かれは かのじょに ふられて しなくれて いた」=「彼は彼女に振られて意気消沈していた」
「かだんの はなが しなくれて きてる で みず くれて くりよ」=「花壇の花がしなびてきているので水やりをしておくれよ」
「みろ みずくれ しねもんで はなが しなくれ ちまったじゃ ねーか」=「見てみろ水をやらないものだから花がしなびてしまったではないですか」
例文2
母親 「なかの すいぶんが ぬけて あまさが ふえて いるかもしれねーで うまいかもしれねーぞ。
あまいか たべて みろ。」
例文2の標準語(?)訳
子供 「お母さん 蜜柑が萎びてしまっていますよ。」
母親 「中の水分が抜けて 甘さが増しているかもしれませんから
美味しいかもしれませんよ。
甘いか食べてみてごらん。」
例文3
母親 「みずあげの わりい はな かも しれねー な。」
例文3の標準語(?)訳
子供 「仏壇に飾った花が萎れてしまっています。」
母親 「水揚げの悪い花かもしれませんね。」
代がかわると無くなってしまうのかもしれません。
ちょっと淋しい気がします。
しなびるのが行ききった感じがします。
私の周りは、「しなびる」しか使わないです。