(読んだ本)
結城昌治『軍旗はためく下に』(中公文庫) ※原作は一九六九―七〇年中央公論連載
第二次世界大戦末期。中国や南方の前線において、陸軍刑法の名のもとに裁かれ、死刑になった無名の兵士たちがいた。彼らは敵の兵士ではなく、自らが身を捧げた帝国陸軍によって殺されたのである。戦後二十余年を経て、当時を知る人々から次々と明かされるエピソードは、彼らの死の本当の理由を明らかにするのか――。「敵前逃亡・奔敵」「従軍免脱」「司令官逃避」「敵前党与逃亡」「上官殺害」の五編を収録。
結城昌治『軍旗はためく下に』(中公文庫) ※原作は一九六九―七〇年中央公論連載
第二次世界大戦末期。中国や南方の前線において、陸軍刑法の名のもとに裁かれ、死刑になった無名の兵士たちがいた。彼らは敵の兵士ではなく、自らが身を捧げた帝国陸軍によって殺されたのである。戦後二十余年を経て、当時を知る人々から次々と明かされるエピソードは、彼らの死の本当の理由を明らかにするのか――。「敵前逃亡・奔敵」「従軍免脱」「司令官逃避」「敵前党与逃亡」「上官殺害」の五編を収録。