金曜日、ここ数日どことなく体調が悪く、未消化の代休(有休ではない)もたまりまくっているので午後は早退しようかと考えていた矢先、娘が急に三九・五度の高熱を発したとの連絡。慌てて保育園に駆けつけると、「お昼寝までは元気にしていたんですけど、起きたら熱が出ていて……。」との由。これはついに来たか、と思ったのだが、インフルエンザかどうかを判定するためには発熱後十二時間くらいたたないと分からないらしい。
帰宅後、寝かしつけてはみたものの、夜になっても体温は四十度を超えており、いわゆる譫妄状態というのか、時折暴れたりわめいたりしている。インフルエンザ脳症というのがあって初期段階での治療が大切だと聞いていたので、タクシーを飛ばして東京女子医大の急患に飛び込んだ。「インフルエンザの可能性が高いですが、まだ判定できません。症状的には心配しなくてもよいでしょう」とのことだったので、とりあえず帰宅した。
土曜日に改めて近所の総合病院に行くと、同じクラスのH君ご一家が同じ症状で来院していた。「これは多分、そうなんでしょうね」などと話しつつ診察を受けると、案の定A型インフルエンザであることが判明。有名な「タミフル」という抗インフルエンザ薬を出された。これは私自身も七年くらい前に処方されたことがあり、あまりにも効くので気味が悪かったのだが、娘も二度ほど服用した時点でかなり回復した。
少し安心していたら、今度は妻が発熱。まだ断定はできないが、まあ多分インフルエンザだろうなあ……。ということは、私自身も……。今のところまだ熱はないが、多少疲れがたまっているくらいの調子の悪さというのはもうどうでもよくなってしまった。ハードスケジュールが目に見えている師走に備えて週末に英気を養う予定だったのだが、どうも思い通りにはいかない。
***
『坂の上の雲』がドラマ化されるらしい。私はどうも昔から司馬遼太郎は苦手[*]なのだが、この作品は何年か前に読んでみて、まあ確かに面白かった。それにしても、こんなデフレ時代に高度成長期に支持された物語を大々的にプッシュするというのはどうも腑に落ちない。「何とか逃げ切った」団塊世代以上をターゲットにしているのかもしれないが……。同じように陸軍軍人が主人公で同じ時代を扱ったものとしては、『石光真清の手記』に教えられることの方が多かった(これもドラマ化されたらしいが未見)。
([*]そう思う理由はこのサイトで腑に落ちます。ここまで自分が言いたいことを他人が的確に言ってくれるのは珍しい。)
帰宅後、寝かしつけてはみたものの、夜になっても体温は四十度を超えており、いわゆる譫妄状態というのか、時折暴れたりわめいたりしている。インフルエンザ脳症というのがあって初期段階での治療が大切だと聞いていたので、タクシーを飛ばして東京女子医大の急患に飛び込んだ。「インフルエンザの可能性が高いですが、まだ判定できません。症状的には心配しなくてもよいでしょう」とのことだったので、とりあえず帰宅した。
土曜日に改めて近所の総合病院に行くと、同じクラスのH君ご一家が同じ症状で来院していた。「これは多分、そうなんでしょうね」などと話しつつ診察を受けると、案の定A型インフルエンザであることが判明。有名な「タミフル」という抗インフルエンザ薬を出された。これは私自身も七年くらい前に処方されたことがあり、あまりにも効くので気味が悪かったのだが、娘も二度ほど服用した時点でかなり回復した。
少し安心していたら、今度は妻が発熱。まだ断定はできないが、まあ多分インフルエンザだろうなあ……。ということは、私自身も……。今のところまだ熱はないが、多少疲れがたまっているくらいの調子の悪さというのはもうどうでもよくなってしまった。ハードスケジュールが目に見えている師走に備えて週末に英気を養う予定だったのだが、どうも思い通りにはいかない。
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『坂の上の雲』がドラマ化されるらしい。私はどうも昔から司馬遼太郎は苦手[*]なのだが、この作品は何年か前に読んでみて、まあ確かに面白かった。それにしても、こんなデフレ時代に高度成長期に支持された物語を大々的にプッシュするというのはどうも腑に落ちない。「何とか逃げ切った」団塊世代以上をターゲットにしているのかもしれないが……。同じように陸軍軍人が主人公で同じ時代を扱ったものとしては、『石光真清の手記』に教えられることの方が多かった(これもドラマ化されたらしいが未見)。
([*]そう思う理由はこのサイトで腑に落ちます。ここまで自分が言いたいことを他人が的確に言ってくれるのは珍しい。)