牛込日乘

日々の雜記と備忘録

ようやくひと区切り。

2013-03-17 23:52:49 | Weblog

 今の職場に転職してきて以来、九か月にわたって懸案となっていた大きな会議が、今日ようやく無事終了。出席した三十人全員を喜ばせることはできなかったようだが、会社の上司以外の二十人くらいからは援護射撃をもらったので、それでいいのだと確信。半可通に何が分かるってんだ! (…と、心の中で叫びましたとさ。)



  I don't know the key to success, but the key to failure is trying to please everybody. (Bill Cosby, US comedian)
 私は成功の秘訣というものは知らないが、必ず失敗する秘訣というのは、全員を喜ばせようとすることである。(ビル・コスビー) 


Is this really what we wanted the world to be?

2013-03-11 21:37:48 | Weblog

 震災の記憶もまだ生々しかった一昨年の夏の夜、一人でふらりと入ったロックバーでこの歌が流れ、雷に打たれたようなショックを味わった。

アトムの子 /92' Live Version/山下達郎

 もちろんこの曲自体は知ってはいたが、団塊世代のノスタルジーを美しく歌い上げたもの、くらいにしか思っていなかった。科学の力――そこには「アトム」の力も当然含まれる――が基本的には明るい希望としてとらえられていた時代を知っているという点で、広い意味では私も同世代と言えるのだろう。そして、その価値観が完全に過去のものになってしまったことを思い知らされた後で、この歌の歌詞は全く新しい意味を持って私の前に現れたのだった。

 「みんなで 力を合わせて

 素敵な 未来にしようよ」

 これが本当に我々が望んだ世界だったのだろうか? 我々はこれからどこへ向かっているのだろうか?



 …というようなことを断続的に考えていた時に、もうすっかり隠居していると思っていたデヴィッド・ボウイの新作がリリースされた。漂っている終末感がただごとではないというか、期せずして極東の片隅で聴いている私のムードにシンクロしている。

 David Bowie - Where Are We Now?