師走ですか…。

　…師走です。今月の日経新聞「私の履歴書」は森光子。

　週末は出勤しようかと考えていたが、娘がノロウィルスに感染したり色々あったのでほとんど仕事はできず。まあいいか。

　土曜は大阪在住の友人Ｈ氏が関西方面の人脈（オーストラリア人含む）とともに上京。前半は飯田橋のファミリーレストランで真面目なビジネスの話をする。それにしてもロイヤルホストで「八時からご予約のお客様がいらっしゃいますので…」って何だよ。テレビドラマで取り上げられて以来か、神楽坂近辺はかなり混雑している。後半は高田馬場のラージプート（本店）へ移動してカレー三昧。学生時代から通っていた店だが、考えてみたら二十一世紀になって初めて行ったかもしれない。ここはパキスタン料理なので、インドカレーよりも素朴で美味。ではあるのだが、何となく記憶の中の味と少し変わっていたような気がする。

　和歌山から来たＳさんという人の弟さんが東京に住んでいるとのことで、途中から参加。その真面目なサラリーマン風の弟氏は吉祥寺のワンルームに住んでいるのだが、バストイレ付きの物件で家賃がなんと二万円。いくら駅から徒歩二十分といっても安すぎるので皆驚いていたら、「はあ、前の住人が自殺したらしいんですよ」とこともなげにコメント。「まあ、あまり気にならないんで。最初はシャワーを浴びたりするときにちょっと怖かったですけどね。」また、前の住人宛の郵便物が来たりすると、「ああ、こういう人だったんだ」と妙な感慨があったとのこと。「とにかく何でもいいから安い物件を」と不動産屋で聞いたら紹介してくれたそうで、ほかに家賃八万円の庭付き一軒家というのもあったらしい。「そこは……一家心中でもあったとか？」と聞くと、「いや、庭から人骨が発見されたそうです」と言ってニヤリと笑った。

　オーストラリア人のＧさんは「そういうのを気にするのは、日本っぽいね」と言っていた。「我々だったら、しょうがないね、くらいで、家賃が安くなったりするのも考えられない」そうな。