中国のことわざ-230 可もなく不可もなし
野に隠れた賢者としては伯夷、叔斉、虞仲、夷逸、朱張、柳下恵、少連らの人々がその名を知られている。孔子はこれらの人々をこう評した。(中略)謂廬仲、夷逸、隠居放言。身中清、廃中権。:廬仲、夷逸は隠遁しておきながら、沈黙を守らず、勝手な熱を吹いていた(放言していた?)しかし、けっして身を汚すことなく、世の捨て方も時宜を得ていた。我則異於是。無可無不可:ところで私の立場は違っている。あらかじめ隠遁の是非を決めてかかることはできない。
言動に行き過ぎたところも、不足のところもなくて、適切であること。また、特に短所もないが長所もなくごく平凡であること。
”論語では是非を決めてかかることができない”としているが現在の解釈は長所も短所もないことを意味しているようである。
出典:論語(微子篇)、中国の思想第9巻論語・徳間書店、故事ことわざ&四字熟語辞典
野に隠れた賢者としては伯夷、叔斉、虞仲、夷逸、朱張、柳下恵、少連らの人々がその名を知られている。孔子はこれらの人々をこう評した。(中略)謂廬仲、夷逸、隠居放言。身中清、廃中権。:廬仲、夷逸は隠遁しておきながら、沈黙を守らず、勝手な熱を吹いていた(放言していた?)しかし、けっして身を汚すことなく、世の捨て方も時宜を得ていた。我則異於是。無可無不可:ところで私の立場は違っている。あらかじめ隠遁の是非を決めてかかることはできない。
言動に行き過ぎたところも、不足のところもなくて、適切であること。また、特に短所もないが長所もなくごく平凡であること。
”論語では是非を決めてかかることができない”としているが現在の解釈は長所も短所もないことを意味しているようである。
出典:論語(微子篇)、中国の思想第9巻論語・徳間書店、故事ことわざ&四字熟語辞典