前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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足羽川ダムの検証は万全か?「ムネオ」と福井県の深いつながり。

2010年12月11日 | Weblog
     NHK・・・・足羽川ダム検証に向け会議

     国は、ダムに頼らない治水を目指すとして、全国で計画中の80余りのダムが本当に必要かどうか全国一律の方法による検証を進めています。県内では、越前市の吉野瀬川ダムと若狭町の河内川ダム、池田町の足羽川ダムの3つが対象で、県が計画している吉野瀬川ダムと河内川ダムについては県の検討会で議論が始まっています。
10日は、国が計画している足羽川ダムについて議論する検討会の開催に向けての会議が福井河川国道事務所で開かれ、国や県、福井市などの担当者が参加しました。今後の検討会では治水対策としてダムも含め5案ほどを示し、それぞれの案のコストや安全性、環境への影響など7つの視点から評価することが確認されました。

12月10日 ・・・・・・・・


   先般のわたしたちの国土交通省とのやり取りでは、「9月28日に各整備局に検討の検証を開始するよう指示した。これはオープンな場で検討される。判断は、有識者会議でチェックしながら判断は政務3役。検証のやり方は、新しいやり方も含まれる」と回答していた。
その際、私は「同じ方々による、同じような比較データでの検証では同じ結論になりかねない」と指摘し、国土交通省の担当者と激しいやり取りとなった。
    議論を県民的に監視することが必要ですね。

                   ★


     佐々木衆議院議員・・・・今週6日(月)に、鈴木宗男前衆院議員が収監されました。「やまりん事件」「島田事件」にかかわる受託収賄やあっせん収賄など4つの罪で懲役2年、追徴金1100万円の判決が9月に確定したからす。
私が、鈴木前議員と初めて面と向かって対話したのは、「ムネオハウス」(国後島緊急避難所兼宿泊施設)を追及した2002年2月の国会でした。

鈴木前議員は、著書などで「ムネオハウス」は立件されておらず、事実無根と主張してます。しかし「ムネオハウス」の工事入札に関連し、公設秘書と受注業者の社長ら6人が偽計業務妨害で起訴され、公設秘書は有罪が確
定し、後援会幹部も有罪となっています。
この事実に触れず、本人がその件で起訴されなかったから「ムネオハウス」事件そのものが事実無根だというのは、明らかに問題のすり替えです。

そもそも、「ムネオハウス」事件の本質は、公的事業を私物化した点にあります。公的事業を後援会幹部の会社に回るように働きかけ、その会社から政治献金を受けたことは事実であり、それ自体、税金の還流というべきでしょう。政治的・道義的責任は免れることはできません。

検察が証拠を改ざんした「郵便不正事件」をもって、鈴木前議員の件も「検察のでっちあげだ」という主張もあるようです。しかし、村木さんは裁判で無罪になりましたが、鈴木前議員の「やまりん事件」「島田事件」については、1審、2審で有罪となり最高裁が上告を棄却し確定したのです。裁判所は、検察と違って独立機関として自主的な判断をおこなう立場にあります。裁判所の結論を尊重するのは当然でしょう。

確かに、検察のあり方については、さまざまな角度から検証すべきでしょう。――検察は「ムネオハウス事件」について鈴木前議員の関わりを、なぜ立件しなかったのか、いまだに釈然としません。そのうえ、国会が偽証罪で告発したときも「ムネオハウス」に関する鈴木議員の証言は対象外となりました。それは、当時の与党が「検察の提起」を受けて、そうしたからです。当時、野党4党はムネオハウス関連の証言も入れるべきだと主張しましたが、与党によって拒否されました。日本共産党に手柄を立てさせたくないという検察の意図がその背後にあったのかもしれません。・・・・・・・・




     「ムネオハウス」を追及したのが佐々木衆議院議員でした。
      鈴木前議員は福井県の政界とも関係が深く、自民党県議の実父が亡くなられた時には奥さんが弔辞を代読していましたし、別の自民党県議の息子さんは鈴木氏の秘書もつとめたことがあると聞きました。
「ムネムネ会という組織があって、飲みにきたこともあるわ」とある店のママに聞いたことあります。
    なぜ、福井県とこれほど関係が深いのか。鈴木氏が仕えた中川氏が科学技術庁長官で原発との関係があったかららしいですが・・・・。
    ある自民党県議は私に、「将来、政界の中枢にいきそうな政治家を地盤に関係なく応援するんだ。お互いのためになる」と語りました。まあ、財政的に「成長株」の政治家を応援し、見返りはのちほど、というわかりやすい構図でしょうかね。


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