2018年7月10日 福井県議会本会議での佐藤正雄県議の討論です。
◯18番(佐藤正雄君) 日本共産党の佐藤正雄です。
まず、120名を超す犠牲者を出した今回の豪雨災害でお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げます。
改めて、災害列島である日本での防災事業の重要性が浮き彫りになったと思います。河川改修や砂防事業などの一層の推進を求めたいと思います。
さて、第53号議案県税条例等の一部改正は、たばこ税の税率を1,000本当たり860円から1,070円へ増税するものであり、反対であります。たばこの害はもちろん明瞭でありますが、このような庶民増税には賛成できません。
次に、請願第27号義務・高校標準法を改正し、抜本的な教職員定数増を求める意見書提出に関する請願、第28号特別支援学校の設置基準の策定及び特別支援学級の学級編制標準の改善を求める意見書提出に関する請願についての委員長報告には反対であります。
抜本的な教職員定数増は、福井県においても依然として現場での時間外、長時間労働が続いている問題や産休、育休や病休のかわりの先生がなかなか見つからない問題解決のためにどうしても必要であります。実際、県教委や全国都道府県教育委員会連合会も国に対して定数改善を要望しており、県議会が不採択にして妨害することは許されず、採択すべきであります。
また、特別支援学校についての設置基準の策定を求めるなどの請願も、県議会で可決した障害のある人もない人も幸せに暮らせる福井県共生社会条例の趣旨に照らせば、当然採択されるべきであり、県議会がダブルスタンダードとはおかしいではありませんか、採択を求めます。
以上を申し上げて反対討論といたします。