前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

原発全停止と、おおい町民の声。原発なき日本を提案する志位委員長演説会へご参加ください。

2012年05月06日 | Weblog
     昨日は、全国のすべての原発が停止した「記念日」。こんなことになるとは、1年前には政府も電力事業者も想定しなかったでしょう。まさに「想定外」の事態かもしれませんが、大きな国民世論と運動の成果だと思います。


    昨日は終日、日本共産党の会議や打ち合わせ。夜は、地域訪問で5月13日の志位委員長演説会の案内活動をおこないました。
    その後、原発全停止をささやかに「祝って」、「イエローケーキ」を観ました。
最後のクレジットは「全世界で数百基の原発が建設中、または建設予定である。チェルノブイリは例外だと原子力推進者は主張する。世界のウラン鉱株主には輝く未来が待っている」。
 
「福島は例外だ」「福島のようには福井の原発はならない」・・・・「福島の原発はプレハブだった。大飯のは頑丈だ」・・・・子どもたちの輝く未来のためにも原発ゼロを実現する政治こそ求められています。


     今朝の朝日新聞に、福島双葉町で教壇にたっていた川崎葉子さんの記事が載っています。「原発の危険は、人間の力を超えるものだと身にしみてわかった。止めたままにするしかない」。昨年秋におおい町で講演。主催者から「原発に批判的にふれないで」と言われていたが、「一度事故が起きたら終わり。ここも危ない」と口にしていたといいます。


    原発問題住民運動福井県連絡会がおおい町で町民対話運動をすすめています。町民のみなさんの生の声を、町長、町議会議員に届ける予定です。
その一部がHPで紹介されていました。

●おおい町のみなさんの声
★安全を考えて再稼働して欲しい。

★おおい町に原発ができるかどうかの時、反対運動があった。私ももちろん反対でした。
  民宿の人も魚を汚染されるから、みんな原発はいやだと話していた。
  今でも気持ちは変わらない。

★知事は原発からの税金を80%くらい持っていっている。
  ここには新幹線も関係ないし、危ないものだけ置いている。
  あなたたちは外から来てこの貧しい村の状況を考えてものを言って欲しい。
  せめて何らかの企業を持ってくるとか・・・。反対だけでは反発するだけ。

★おおい町は見捨てられている。
  滋賀や京都に変わった方がいいと思うほど福井には腹が立つ。

★自然エネルギーなどの新たな仕事をつくるように話をしている。
  原発に反対している人はありがたいと思うけど、雇用と脱原発は両輪です。

★昔から悪く言われるのならいいが、急に福井に原発があるのが悪いと言われ
  るのは嫌だ。
  親戚が原発で働いている人たちもいる。
  その人たちのことも考えて原発を止めて欲しい。

★原発再稼働反対。福島の事故を見て、すごく危ないと感じた。
  年寄りだったら、原発事故が起きたらもう生きていけないと思う。
  大きく声を上げて「反対」は言えない。

★県民を犠牲にしてトップにものを任せていいのか?

★実際に原発事故があったので稼働は良くない。

★家族、親戚に関電の関係者がいる。
  したがって公には再稼働に賛成をした。
  しかし、危険なものであることはわかっている。
  フランスのような安全対策が必要であると思っている。

★福島では多くの人が避難しており、つらい目にあっている様子。
  しかし原発ができたおかげで原発のある地域の人々はかなり生活が良くなっている。
  村の道や川もすぐに直してくれるし、原発のメリットはある。

★夏はクーラーをつけたいので電気がなくなるのは困る。
  原発ができる前の反対運動の署名はしたが、結局、いろんな仕事をもらって、
  けっこう原発関係でお金をもらった事もある。

★漁業をしている人たちも地域によってはお金をたくさんもらったり、もらえなかったり
  けっこう差があるようで、その人たち同志での気分も違う様子。
  原発はないほうがいいに決まっているが、どうなるのか正直なところ、私にはわからない。

★たいへん複雑な思い。電気が足らなくなるかもしれない。
  小さい子どもがいるので不便な生活は困る。しかし、大飯は古いし、活断層も見つかるし。
  原発はない方がいいのでしょうねえ。・・・・・・



    揺れ動く町民のみなさんの声をしっかりうけとめ、拙速な再稼働は許されません。また、地域経済・雇用に、「国策で協力してきた町」へ国としてしっかりと見通しと、雇用をつくりださなくてはなりません。

    原発が「輝く未来」ではなく、その逆であることが明らかとなりました。
 おおい町だけでなく、高浜町、美浜町、敦賀市、そして福井県・・・・・原発から抜け出して、地域をどのように再生し、子々孫々に「輝く未来」をしめすことができるのか。いまの大人たちの責任です。

   原発なき日本を提案し、行動してきた日本共産党。志位和夫委員長のお話をぜひお聞きください。
5月13日 午後1時半開場、2時開演。 福井市文化会館。 全席自由。無料です。




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