「月刊現代」は昨年休刊したが、その後継誌「G2」が講談社から発刊された。「G」は「現代」からとったという。しかし、これは雑誌の発刊とともに、ネットで全文を無料公開するという。「!」。無料公開するなら、わざわざ1400円もだして雑誌を買う人がいるの?と思う。
これは、素人考えらしい。プロが雑誌・単行本・ネットの三位一体で取り組む挑戦。すこし、注目しようか。
★
創刊号の巻頭は元公明党委員長・矢野氏の「池田大作と私」。下野したとはいえ、政界・社会に影響をあたえつづける公明党・創価学会についての渾身の手記。
その一節に、「見事な戦略、創共協定」の文字。
「1974年、公明党の頭越しに学会は共産党と話をすすめ、向こう10年間にわたって一種の停戦をしようと相互協定を締結。仲介役は松本清張氏」などと始まる。
「知らされた我々は猛反対。公明党は自民党とうまい関係。だが共産党と手を組んだとなれば、これまでどうりの付き合い方は難しい。公安当局からも目をつけられる」・・・・というので池田氏と会った。
矢野「先生、ホンマにこれから、共産党と仲良くやっていかれるおつもりなんですか」
池田「バカを言うな。表面だけだよ。自民党と共産党、両方敵にまわせるか。この協定で10年間、共産党を黙らせるんだ」
矢野氏は書く。「宗門との戦争に専念するには、背後を固めておく必要がある。最もうるさい共産党を黙らせておかねばならない。そのための創価学会・共産党協定。詐略もためらわない。見事な戦略」・・・・
★
共産党の当事者であった宮本顕治氏も、交渉の責任者だった上田耕一郎氏もすでにいない。この矢野氏の「告白」を知ったらなんと思うだろう。
一方で、創価学会は宮本顕治宅の電話盗聴という犯罪まで組織的におこなっていた。
まじめな政党を欺き「協定」をむすび、党首宅の電話盗聴という犯罪までおかした創価学会。その後の選挙戦でも「謀略活動」が厳しく批判されている。
このような真実は「不都合な真実」として多くの学会員には隠されているのだろう。しかし、多くの人間をその生涯にわたって欺きつづけることはできない。
たとえば、矢野元公明党委員長の手記がそうであろうし、福井県で公明党の県会議員をされていた田賀氏(故人)が現職議員でありながら離党し脱会したことなど、トップの離反はひとつの証左だろう。
時間はかかるかもしれないが、真実は必ず明らかになる。それは、つぎの記事「沖縄密約事件 西山太吉の妻 37年目の初告白」でも証明されていると感じた。
これは、素人考えらしい。プロが雑誌・単行本・ネットの三位一体で取り組む挑戦。すこし、注目しようか。
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創刊号の巻頭は元公明党委員長・矢野氏の「池田大作と私」。下野したとはいえ、政界・社会に影響をあたえつづける公明党・創価学会についての渾身の手記。
その一節に、「見事な戦略、創共協定」の文字。
「1974年、公明党の頭越しに学会は共産党と話をすすめ、向こう10年間にわたって一種の停戦をしようと相互協定を締結。仲介役は松本清張氏」などと始まる。
「知らされた我々は猛反対。公明党は自民党とうまい関係。だが共産党と手を組んだとなれば、これまでどうりの付き合い方は難しい。公安当局からも目をつけられる」・・・・というので池田氏と会った。
矢野「先生、ホンマにこれから、共産党と仲良くやっていかれるおつもりなんですか」
池田「バカを言うな。表面だけだよ。自民党と共産党、両方敵にまわせるか。この協定で10年間、共産党を黙らせるんだ」
矢野氏は書く。「宗門との戦争に専念するには、背後を固めておく必要がある。最もうるさい共産党を黙らせておかねばならない。そのための創価学会・共産党協定。詐略もためらわない。見事な戦略」・・・・
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共産党の当事者であった宮本顕治氏も、交渉の責任者だった上田耕一郎氏もすでにいない。この矢野氏の「告白」を知ったらなんと思うだろう。
一方で、創価学会は宮本顕治宅の電話盗聴という犯罪まで組織的におこなっていた。
まじめな政党を欺き「協定」をむすび、党首宅の電話盗聴という犯罪までおかした創価学会。その後の選挙戦でも「謀略活動」が厳しく批判されている。
このような真実は「不都合な真実」として多くの学会員には隠されているのだろう。しかし、多くの人間をその生涯にわたって欺きつづけることはできない。
たとえば、矢野元公明党委員長の手記がそうであろうし、福井県で公明党の県会議員をされていた田賀氏(故人)が現職議員でありながら離党し脱会したことなど、トップの離反はひとつの証左だろう。
時間はかかるかもしれないが、真実は必ず明らかになる。それは、つぎの記事「沖縄密約事件 西山太吉の妻 37年目の初告白」でも証明されていると感じた。