前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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大飯原発ストレステスト「妥当」の結論は県民感覚とは程遠いものです

2012年02月14日 | Weblog
      昨日は、街頭宣伝、年金者組合の請願の打ち合わせ、共産党の会議や会議準備などでした。

請願などの話がくると、あーいよいよ議会だなあ、と思います。



     朝日・・・大飯原発3、4号機の耐性「妥当」 保安院

     定期検査で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、経済産業省原子力安全・保安院は13日、再稼働の条件となるストレステスト(耐性評価)の1次評価を「妥当」とする審査書をまとめ、発表した。同日夕、内閣府の原子力安全委員会で説明する。

 安全委は委員5人と専門家を含めた検討会で審査書が妥当かを確認する。その後、地元自治体の了承が得られれば、野田佳彦首相ら関係大臣が再稼働の是非を最終判断する。 ・・・・・・


      あーまた「やらせ」の結論か、と思われた方も多いでしょう。保安院はなにしろ、昨年6月に福井県と福井県議会にきて、「福井の原発は大丈夫です」と説明にきたのですから。あの、TVにもでてくる黒木審議官ですよ。あの時から「結論は決まっていた」と言うのは言いすぎでしょうか。しかし、でてくる人物まで同じではねえ。

つぎのニュース。


      朝日・・・大阪府・市、関電に情報開示請求へ 株主提案も検討

      関西電力の筆頭株主の大阪市は、大阪府とともに同社に対し、詳細な財務データや電力需給の分析を情報開示請求する方針を固めた。府市は脱原発依存に向けたエネルギー戦略をまとめ、6月にある同社の株主総会で電力買い取り市場の設置や天然ガス発電所の増設を求める株主提案を検討していることも判明した。

府市は今夏の電力需給の逼迫(ひっぱく)や電力料金の値上げの可能性を懸念。どの程度節電すれば原発再稼働が不要になるかや値上げ回避の可能性を把握するため、情報開示を請求することにした。府市特別顧問で元経済産業省官僚の古賀茂明氏らが質問案を作成。エネルギー戦略の素案とともに13日午後の統合本部で決める。

電力需給では、来春までの30分単位の電力需要見通しや個別発電所の運転予定、燃料購入予定などの開示を要求。値上げにはコストの徹底削減が大前提と主張し、人件費の内訳、過去10年間の政治家のパーティー券購入実績、学者への奨学金や広報活動の支出実績、保養所の一覧表などを開示請求する。 ・・・・・・・


       東京電力の値上げ計画に対しても東京都は猛烈な抗議をしています。

さて、この記事にもある「過去10年間の政治家のパーティー券購入実績」。

私も西川知事のパーティ資金がらみで県議会で取り上げたことがありますが、知事は関電に購入してもらっていることを認めました。

たぶん、知事だけではないでしょう。政党・国会議員も政治資金パーティを福井で開催しています。関電の協力があったのか、ないのか。白日の下に。

関電から相応のマネー(世間では賄賂と言います)を受けとっていながら、「再稼働の是非」「原発政策の是非」を云々することは国民県民の理解を得られないのではないでしょうか。

注目しましょう。

長くなりますが、もうひとつ。


      時事・・・・北海道電力泊原発(泊村)は耐震性が不十分などとして、北海道民ら612人が北電を相手取り、同原発1~3号機全ての廃炉などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、札幌地裁(千葉和則裁判長)で開かれた。
北電は提出した答弁書で「原発に絶対的な安全性を求めることは不可能」などと表明した。
弁護団によると、全国の原発をめぐる同種訴訟で、電力事業者など被告側が原発について「絶対安全」との主張を自ら否定する答弁書を提出したのは初めて。・・・・・・・・


     原発に絶対的な安全性を求めることは不可能」!
福島原発の苛酷事故をうけて率直な見解ですね。
だったら、原発やめましょうよ。北海道でも、福井でも、第二の「福島」の悲劇を繰り返したくはありませんからね。