前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

阪神タイガースのはっぴ姿

2009年03月16日 | Weblog
   山口のりひさ衆院北陸信越国政対策委員長がHPで、昨日の敦賀市演説会を報告していますので、そのまま紹介します。

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    朝9時に長野市の自宅を出発。日本海ルート(上信越道→北陸道)で、午後1時30分に福井県の敦賀に到着しました。
    演説会では、つるが生協診療所の大門所長さんに続き、党議席の空白克服にいどむ北原たけみち若狭町議候補、かねもと幸枝比例候補がごあいさつ。私は、(1)衆院北陸信越ブロックで大企業にもののいえる議席を、(2)住民の身近な願いを国会に届ける議席を、と訴えました。
    高校時代の野球の試合以来、50年ぶりに敦賀を訪れたという市田書記局長。政治と金の問題から切り出して日本共産党そのものを縦横無尽に語るお話に、参加者のみなさんは食い入るように聞き入っていました。

    演説会後、敦賀にあるパナソニッククループの工場で3年をこえて派遣労働で働きながら、法に定められた直接雇用ではなく逆に解雇を言い渡され、会社を法的に訴えて立ち上がった河本さんと固い握手。
    河本さんの勇気ある行動は、今、全国の派遣労働者や国民を励ましています。

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山口さんのHPは
http://www.upup.co.jp/yamaguchi/
  「大企業にもののいえる議席」「住民の身近な願いを国会に届ける議席」、なんとしても実現したいものです。

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   本日のしんぶん「赤旗」にはパナソニックとたたかう河本さんと市田書記局長の懇談も紹介されています。
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   「赤旗」・・・・・・福井県敦賀市で開かれた日本共産党の演説会に先立ち、市田忠義書記局長は十五日、パナソニック若狭工場で「派遣切り」とたたかう河本猛さん(31)と懇談しました。阪神タイガースのはっぴ姿で市田さんと握手を交わした河本さん。「阪神ファン同士なのでファンの“正装”姿で来ました」とはっぴを広げると、市田さんも「うれしいですね」と笑顔で応じました。
     和やかな雰囲気ではじまった懇談では、市田さんが「法律を自分で調べあげ、『偽装請負』を労働局に告発してがんばる姿はすごいですね。全国を励ましています」と改めて感服。河本さんも「誰かが声を上げなければ、(非正規労働者の)置かれた状況は何も変わりません。どんどん全国に運動が広がっていってほしいです」と応じました。
    河本さんは今、パナソニックに対し、正社員化を求めて裁判中です。市田さんは、河本さんの生活状況にも気を配りながら、「たたかいはこれからです。私たちも国会で引き続き、この問題を取り上げてがんばります」と激励しました。
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     阪神タイガースのはっぴ姿の河本さんに市田書記局長は大喜び。しかし、山口さんは・・・。地元の長野県は巨人ファンが多い、とのこと。山口・河本のツーショットはなし。
     でも阪神ファンも巨人ファンも、パナソニックの無法とたたかう河本さんはじめ全国で「派遣ぎり」された労働者を応援していますよ。
   


  

原発と「科学者」

2009年03月16日 | Weblog
今月6日、おとなりの石川県志賀原発で臨界事故隠しがをおこなわれていた問題で、再発防止対策検証委員会が北陸電力の取り組みにお墨付きをあたえたことを、先日の原発問題住民運動連絡会の学習会で知った。
    朝日新聞・・・・・志賀原発1号機の臨界事故隠しを受けた北陸電力の第9回再発防止対策検証委員会(委員長・児嶋眞平京大名誉教授)が6日、金沢市内で開かれた。検証委は北電の取り組みについて「隠さない風土と安全文化の定着が着実に進んでいる」とする08年度評価報告書を永原功社長に手渡した。同社は1号機再開の要件として地元の理解を挙げており、永原社長は「判断材料の一つとしてもらえるのでは」と話した。この日は、地域住民との対話など社外とのコミュニケーションの充実について検討するとともに、今年度の再発防止策への取り組みに関して総括。「計画の100%の対策が実施されている」とした。・・・・・・・・

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    なんと、あの福井大学学長の時に「もんじゅ」にお墨付きを与えた児嶋眞平氏が、今度は臨界事故隠しの北陸電力の取り組みにお墨付きを与えている。

   原発問題住民運動連絡会の学習会で講演した原発問題住民運動石川県センターの児玉事務局長は、「当時発電所の所長代理として事故隠しの協議に参加していた人物が事故隠蔽自体を隠していたことや、日立技術者への口止め工作をおこなったことを事故報告書にきちんと書いて、それを踏まえた対策を打ち出すべき」「臨界事故で指摘されたBWR原発の問題点を踏まえた対策は打たれていない。検証委員会で異論もだされたが、児嶋委員長が抑えた」などきびしく批判した。
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   2003年12月県議会。わたしは、児嶋眞平氏が責任者をつとめたもんじゅ委員会報告書と県の対応についてつぎのように批判した。・・・・・・
     私は、検討委員会の報告書案が出され、県議会に説明された時点で、今後も事故を容認するような報告書は問題があると批判しました。敦賀市議会でも厳しい批判があったと報道されました。委員会は、こういう批判を受けて報告書の文言の修正を行いましたが、それは表向き取り繕っただけで、委員会の先生方の見解が修正されたわけではありません。すなわち、今後とも事故は起こるけれども、放射能が外部に漏れるまでには至らないという内容です。私は何度も繰り返し言ってきましたが、日本ではこれまでの事故でも、放射能が原発の外に漏れて住民が避難しなければならないような大事故は幸いにして起こっていないけれども、「もんじゅ」のナトリウム漏えい火災事故を初め、そのような事故でも住民に不安を与え、地域経済は風評被害を含めて大きな損害を受けてきているのです。しかも、大事故の危険はゼロではなく、住民の不安は常にあります。・・・・・・・・・・
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   児嶋眞平氏が福井大学学長の時に、原子力推進の一端を担う方向に大学の舵が切られたが、当時の関係者の話では「学内での討論や手続きはなかった」という。
   民主的な手続きを考慮しない「科学者」が、世界最大のナトリウム火災事故をおこした「もんじゅ」、1999年におこっていた臨界事故を2007年まで隠蔽しつづけた北陸電力、にあいついで「ゴーサイン」をだした。いつの時代でも怖いのは「科学と科学者の暴走」ではないか。