こんにちは
ぱんだ組(4歳児)担任の西野恵です
いよいよ冬の寒さ到来ですね ついつい部屋にこもりがちになってしまいそうですが、寒さに負けずに元気に過ごしたいものですね
さて、今回は子ども達の造形表現展に向けて取り組む様子をお伝えしたいと思います
今回のテーマは『子ども達の姿』
幼児クラス(3・4・5歳児)の子ども達の様子をお伝えしたいと思います
今年のテーマは『世界』
先日のちか先生のブログで世界をテーマに子ども達が興味・関心を広げていく様子をお伝えさせていただきました。
そこから子ども達は実際の自分たちのイメージする世界を創り上げるべく、様々な活動を重ねていっています。その中で
たくさんのことを知り、知ったことを共有してきました。
例えば…
オリンピックや、絵本を見る中で世界には様々な人種の人が住んでいること。
肌や瞳の色、髪の毛の色、・・自分とは違う、でもみんな同じ人間であるということ。
こども園で英語を教えてくださっているメアリ先生も外国の方です。「メアリ先生もや!」と改めて気づく子ども達もいました。
他にも子ども達が大好きな動物もそうです。動物園には様々な動物がいるけれども、日本には本来住んでいない動物もた
くさんいること。世界にはみんなが見たこともない生き物がたくさんいることも知っているお友達がいましたよ
言葉の違いにも気付きました。メアリ先生は英語を母国語として話す先生です。他にも5歳児などは、耳にしたことのあ
る中国語、フランス語など知っている言葉が出てきました。そこから「じゃあ、その言語を話す国はどこにあるんだろ
う」とさらに興味が広がり、そこで地球儀の出番です
地球の中で日本はどこにあるのか?いろんな国の場所や大きさ、自分が知らない国がまだまだたくさんあることなど子ど
も達の興味は尽きません。
食事の違いに気付く子もいました。
米が主食の日本ですが、パンやパスタがもともと外国の食べ物であることも誰かが気付き、声に出すと『あー』とどん
どん話が盛り上がり膨らみます
絵本や図鑑をじっくり楽しみながら、それぞれの気づきや発見を友達や保育教諭に伝えさらに興味が広がり・・・
そのようにどんどん世界のイメージを膨らませながら、それぞれのクラスが一つの物を
作り上げていくために、毎日工夫を凝らしながら楽しんで取り組んでいます
一つの物を作り上げるために、子どもたちそれぞれの考えやアイディアをみんなで共有
するために、話し合いが活発に行われます
例えば、園児のご家庭にご協力いただき集まったたくさんの廃材の中から、どれを使おうか
お菓子箱やカプセルトイのケースなど、様々な色や形からイメージに近づけるべくワイワイいいながら選び出します
選んだ廃材をいろいろと組み替えながら試し、イメージを共有していきます。
意見が分かれると、再び写真や図鑑などをじっくり見る子ども達
そうしてまた意見を出し合うことでさらに良いものになっていきます。
みんなでイメージを共有したところでいよいよ制作を始めていきます
形を作ったり、色を塗ったり。
どんどんイメージが形になってくるとますます子ども達は意欲的に取り組みます
今、まさに作っている真っ最中なのですが、作っていく中でイメージ通りにいかなかっ
たり、選んだ素材が固くてはさみで切れなかったり、思っていた場所に貼れなかった
り、そんな困難にぶつかることもあります。
そんな場面で、『じゃあどうするか』柔軟に考えを変えたり、友達に意見を求めた
り、また手助けをしてもらったり・・・とそんな姿もたくさん見られています。
完成のイメージに向けて目標を持ち、一人ひとりこだわりを持って何度も試行錯誤しな
がら諦めずに形にしようとする姿に頼もしさを感じますし、応援の気持ちも湧いてきま
す
じっくりこだわって作り上げた作品に愛着と達成感を感じられることと思います
今後も造形表現展に向けて楽しんで活動しながら、子ども達一人ひとりの作品やみんな
で作り上げた作品がどのような完成を遂げるのか、楽しみにしていてくださいね