TIME IS ON MY SIDE

シンガポールは今日も暑いなあ。

ジャズの入門編。

2009-07-22 | 本、映画、音楽
今みたいにモダンジャズにはまる前にも、
一度ジャズを聴こうとした時期がある。

長くつとめた会社を辞め、お役所で
アルバイトしていた時の上司が

団塊世代、一見普通の中年のおじちゃん
なんだけど、実はとてもジャズに詳しい方で
(しかもストーンズのオールドファン!)

私がジャズの世界もみてみたくて、と
相談すると、

さっそく翌日「僕なりに選んだ、入門編」
と数枚のCDを持ってきて下さった。

その方による「入門編」セレクションは

ワルツ・フォー・デビー/ビル・エヴァンス
クールストラッティン/ソニー・クラーク
サムシン・エルス/キャノンボール・アダレイ
モーニン/アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズ
マイルス・コーナー/マイルス・デイヴィス

でも、当時の私の耳が幼稚だったのか、
あまりピンと来なかったので
(ソニーにも、モーニンにも!泣)

上司に「私にはまだ早いようで(泣)」
と正直に打ち明けたのでした。

1年後、別の方面からのアプローチが
きっかけでジャズにはまり今に至るけど

そうなって初めて、あのとき上司が
さらりと持ってきてくれたCDが

初心者にもわかりやすく、しかも名盤を
きちんとおさえ、なおかつ基本的なジャズの
バリエーションのいろいろに触れられるように…

と、いかによく考えてセレクトされたもの
だったか、がわかるように(泣)

ふん、バカなヤツだ・・・・・あの時の私(号泣)

転職後、ご挨拶に伺ったときにその話をしたら、
「君もわかるようになってきたかな」(ニヤリ)
と笑ってはりました。


↑今では私のたからもの「MOANIN'」
/Art Blakey & The Jazz Messengers