TIME IS ON MY SIDE

シンガポールは今日も暑いなあ。

ガネーシャのお寺 その3。

2009-07-14 | リトルインディア&インドなもの
スリ・センパガヴィナーヤガ寺のさらにつづき。
メインホールからそのままお庭に出ると、

ヴィナーヤガ神らを祀るお堂を後ろから
眺めることができました。

お庭の、素足に芝、の感触が気持ちよくて

じかに足が大地に触れるこの感じを
味わったのは何年ぶりのことだろう。

石の部分を踏むと、アチチッとなりましたがね(汗)



さすがここのお寺のご本尊。

お堂の屋根、三方向の壁面、すべてに
ヴィナーヤガ神がおわします。

 
(体に巻かれた織物がきれい)     (右肩にいるのはムルガさんかな?)

写真はありませんが、メインホールに
「世界のヴィナーヤガ(ガネーシャ)
コレクション」があり

世界中から集められた、それはそれは
たくさんのヴィナーヤガ像がホールの
壁面いっぱいに飾られてて壮観でしたよ。

それにしても、ここのお寺のフリー
パンフレットは非常に親切で

建築物や像、その由来やヒンドゥー教に
ついてのあれこれがとても詳しく書かれて
おり、かなり勉強になります。

清浄なお寺の空気をゆっくり堪能させてもらい、、
気持ち分だけお布施をして帰りました。



帰宅してからふと

「いいなあきれいだなあ」と道路を挟んだ
反対側から眺めていた私たちのほうに

タミル兄さん達がわざわざやってきて
「入りなよ!」と声をかけてくれたのは

ヴィナーヤガさんが、あの兄さん達を
通じて導いてくれたのかも、と思ったり。

…単に私達が、無意識に「入ってみたい」
オーラをプンプンさせてた可能性のほうが
高いですね(笑)

ガネーシャのお寺 その2。

2009-07-14 | リトルインディア&インドなもの
スリ・センパガヴィナーヤガ寺のつづき。

さて、お寺の外で素足になり、足を清め、
ドキドキしながら中へ入ってみますと…



光の加減で暗く写っていますが、天井光と
外からの光でものすごく明るい広々とした空間。

素足で冷たい石の廊下を歩くのはとても気持ちがいい。

お参りを終えた兄さん達やカップルが、思い思いの
場所にすわってのんびり語り合っていました。



お堂の真ん中にヴィナーヤガ(ガネーシャ)、
左手と右手にその両親にあたるシヴァ神・
パールヴァティ神を祀るとのこと。

ムルガー神も外の別棟に祀られていますが

あのタイプーサムのお祭りが捧げられる
タミルの守り神ムルガは、ヴィナーヤガの
弟くんなのですって。

美しさに目を奪われたのが、
ドーム型天井に描かれたラクシュミ神。



美と豊穣と幸運の女神。



全ての柱に、8柱ずつヴィナーヤガが彫られてる。
インドでも見られない、珍しい様式だそうです。



極彩色のタピストリー。

全体的に造りがモダンな感じで、
それもそのはず、2003年に改築されている。
(お寺の由緒は160年前までさかのぼる)

改築にあたり、ヒンドゥー教徒だけでなく
他の民族・宗教のシンガポーリアンからも
多額の寄付が寄せられたそうで

異教徒にも開かれているのは、多民族が仲良く
暮らすシンガポールならではの事なのかも
しれませんね。