30000系電車特急「こうや」(なんば~極楽橋)の車両整備のための冬期運休と
通勤時間帯に運行される特急「りんかん」(なんば~橋本)の8両編成化のため
登場した車両である。
平成11年に4両編成×1本=4両が製造された。
製造を担当したメーカーは東急車輛である。
編成の組み方はなんば側から順に以下の通り。
モハ31001+モハ31100+モハ31101+モハ31002
号車番号は逆に極楽橋側から順に付けられる。
モハ31001:なんば側に運転台のある制御電動車。
モハ31100:中間電動車。なんば側デッキに公衆電話、極楽橋側に洗面所とトイレがある。
モハ31101:中間電動車。極楽橋側に車椅子スペースと飲み物の自販機がある。
モハ31002:極楽橋側制御電動車。
車体は普通鋼鉄製で30000系と11000系の双方のデザインをあわせた様な
スタイルとなっている。
正面は貫通型でモハ31001号車には半埋め込み型の貫通幌が設置されている。
このため、2両の先頭車でスタイルが若干異なっている。
塗装は30000系に準じたアイボリーに赤のツートンカラーで本形式登場以降、
高野線特急の標準色となった。
種別・行き先表示は字幕式で正面と側面にあり、正面のものは列車名のみの表示、
側面のものは列車名と行き先が別々の表示窓で表示される。
車内は回転式リクライニングシートでグレーのモケットにピンクの枕カバーという
独自のものを採用している。
テーブルは座席背面部に折りたたみ式のものを設置している。
車椅子スペースは2号車(モハ31101)極楽橋側デッキ寄りにあり、座席は設置されず、
手すりと固定ベルトが設置されている。
トイレと洗面所はモハ31100(3号車)極楽橋側にあり、トイレは男子小用、女子用、
男女共用(洋式)が設置されている。
この他に飲み物の自動販売機が2号車極楽橋側デッキに設置されている。
旅客案内装置は各客室仕切り戸の上にあり、LEDスクロール式で停車駅などのほか、
読売新聞ニュースを流している。
ドアは内折れ式で各車両1箇所ずつであるが、1・2号車と3・4号車の2両の車両のドアが
隣り合うように配置されている。
これは途中停車駅での特急券回収のためである。
主制御装置は抵抗制御でブレーキは抑速ブレーキ付き発電ブレーキ併用電気指令式
ブレーキである。
主制御装置とモーターについては廃車された22000系電車「角ズーム」のものを
流用している。
台車はインダイレクトマウント式空気バネ台車でモーターの駆動方式は
WN駆動方式である。
基本的に2両ユニット構造であるが、先頭車にパンタグラフから出る架線の屑などの
汚れが付かないようにパンタグラフはモハ31101に2基搭載している。
運転台は横軸式ツーハンドルマスコンである。
運用は高野線の全車指定席特急「こうや」及び「りんかん」で30000系と共通で
運用に就いている。
一部列車では橋本まで8両で運行し、同駅で分割後、片方が高野山方面、
もう片方が「りんかん」でなんばに戻るという運用もある。
本形式の投入により高野線の特急専用車は4連×4本となり、車両点検が無ければ
最大で8連×2本の運用が可能となった(なんば~橋本間に限る)。
○車内。南海伝統の網棚照明も取り付けられている。
○3号車デッキに設置されたカード式公衆電話。橋本から先はほぼ使用不可。
○30000系「こうや」と分割する31000系「りんかん」。
○幌が無くスッキリとしたスタイルの31002号車。
通勤時間帯に運行される特急「りんかん」(なんば~橋本)の8両編成化のため
登場した車両である。
平成11年に4両編成×1本=4両が製造された。
製造を担当したメーカーは東急車輛である。
編成の組み方はなんば側から順に以下の通り。
モハ31001+モハ31100+モハ31101+モハ31002
号車番号は逆に極楽橋側から順に付けられる。
モハ31001:なんば側に運転台のある制御電動車。
モハ31100:中間電動車。なんば側デッキに公衆電話、極楽橋側に洗面所とトイレがある。
モハ31101:中間電動車。極楽橋側に車椅子スペースと飲み物の自販機がある。
モハ31002:極楽橋側制御電動車。
車体は普通鋼鉄製で30000系と11000系の双方のデザインをあわせた様な
スタイルとなっている。
正面は貫通型でモハ31001号車には半埋め込み型の貫通幌が設置されている。
このため、2両の先頭車でスタイルが若干異なっている。
塗装は30000系に準じたアイボリーに赤のツートンカラーで本形式登場以降、
高野線特急の標準色となった。
種別・行き先表示は字幕式で正面と側面にあり、正面のものは列車名のみの表示、
側面のものは列車名と行き先が別々の表示窓で表示される。
車内は回転式リクライニングシートでグレーのモケットにピンクの枕カバーという
独自のものを採用している。
テーブルは座席背面部に折りたたみ式のものを設置している。
車椅子スペースは2号車(モハ31101)極楽橋側デッキ寄りにあり、座席は設置されず、
手すりと固定ベルトが設置されている。
トイレと洗面所はモハ31100(3号車)極楽橋側にあり、トイレは男子小用、女子用、
男女共用(洋式)が設置されている。
この他に飲み物の自動販売機が2号車極楽橋側デッキに設置されている。
旅客案内装置は各客室仕切り戸の上にあり、LEDスクロール式で停車駅などのほか、
読売新聞ニュースを流している。
ドアは内折れ式で各車両1箇所ずつであるが、1・2号車と3・4号車の2両の車両のドアが
隣り合うように配置されている。
これは途中停車駅での特急券回収のためである。
主制御装置は抵抗制御でブレーキは抑速ブレーキ付き発電ブレーキ併用電気指令式
ブレーキである。
主制御装置とモーターについては廃車された22000系電車「角ズーム」のものを
流用している。
台車はインダイレクトマウント式空気バネ台車でモーターの駆動方式は
WN駆動方式である。
基本的に2両ユニット構造であるが、先頭車にパンタグラフから出る架線の屑などの
汚れが付かないようにパンタグラフはモハ31101に2基搭載している。
運転台は横軸式ツーハンドルマスコンである。
運用は高野線の全車指定席特急「こうや」及び「りんかん」で30000系と共通で
運用に就いている。
一部列車では橋本まで8両で運行し、同駅で分割後、片方が高野山方面、
もう片方が「りんかん」でなんばに戻るという運用もある。
本形式の投入により高野線の特急専用車は4連×4本となり、車両点検が無ければ
最大で8連×2本の運用が可能となった(なんば~橋本間に限る)。
○車内。南海伝統の網棚照明も取り付けられている。
○3号車デッキに設置されたカード式公衆電話。橋本から先はほぼ使用不可。
○30000系「こうや」と分割する31000系「りんかん」。
○幌が無くスッキリとしたスタイルの31002号車。