かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

キャンプで児童精神科医から

2018年08月13日 19時49分18秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんと夫が、キャンプから帰宅しました。
行きのバスでパニックになったあと、ボランティアさんと一対一で行動するようになってからは落ち着いていたようです。
二回ほどパニックがあったくらいで、あとは夜も早く寝付け、ご飯ももりもり食べてキャンプを楽しめたようでした。
やれやれ。よかった。

このキャンプは親子分離で行動することになっており、父母たちは食事準備の手伝いや親同士の懇談などがあります。
親たちのメインは、「児童精神科医による相談会」。
夫も、そうちゃんのことをいくつか相談したようです。

Q.衝動性がかなり高い子なのですが、いつになったら落ち着きますか?
A.一般的によく言われるのは、小学校後半に落ち着く子が2分の1、中学・高校で落ち着く子が4分の1、それ以降が4分の1と言われています。

Q.小学校5年生からてんかんを発症して今も合う薬を探していますが、よくあることですか?
A.自閉症の子が思春期ごろにてんかんを発症することは比較的よく見られます。
 長いお付き合いになると思ってもらった方がいいと思います。

Q.大声を出し続けることがよくありますが、どうしたらいいですか?
A.大声を出している時のこれといった対処法は特にありません。
 大声を出させないというよりは、他に興味を持てることを探すほうがいいと思います。
 ただ、それがなかなか難しいんですけどね・・・

最後に先生は、こう言われたそうです。

「昨日一日様子を見ていましたが、この子は素質の割には非常に丁寧にやってもらえてると思いました。
 自分のしたいことや気持ちを、いい方法で相手に伝える手段が獲得できていますね。
 今されている関わり方をガラッと変える必要はありません。」

この言葉を聞いて、私は泣きそうになりました。
この「天性の素質」をとびきり備えた子を懸命に育ててきた、
そのことを「よく頑張ってきたね」って褒めてもらえた気がして。
これは、もちろん親だけの力ではなく、小さい頃からそうちゃんに関わってくれた全ての人たちや、後方から見守り励ましてくれた友人・知人たちのおかげだと思います。

きっとそうちゃんは、高校卒業後に落ち着いてくる4分の1に入る子。
まだまだ道のりは長いけど、がんばろう、と思った。

明日はそうちゃんかかりつけの児童精神科医の受診です。
3カ月ぶり。
先生~、濃い3か月間でした、って話してくるんだ。
うんうん、とうなづきながら聞いて下さる「静」な感じの主治医。
話すだけで安心します。